「プライオリティ」(優先順位)という言葉があります。
現代社会では仕事から趣味、生活、ファッションに至るまでモノに溢れ、選択肢がやたら多い。
「選ぶ」と言うことだけで時間がかかり、ふと気がついたら選んだ時には既に新しい選択肢が出来てたりして。
「全てを優先する」わけにもいかないので「優先順位」をつけます。
それこそ十人十色で分かれます。
「衣食住」でも
1,家賃が高くても広くて駅近な家に住む
2,たまに外食
3,ま、ユニクロや島忠があるからいいか・・・
って人もいれば
1,食べ物だけはこだわって食べたいわ!
2,バッグぐらいはブランドモノを持ちたいの
3,どうせ仕事から帰って寝るだけだもん、雨風防げりゃそれでいいわ
って人もいます。
あなたは何派ですか?
優先順位をつけるなかで「優しさ」(大切さ)というのがあります。
ここに4つの選択肢があります。
「友達」」、「家族」、「自分、「他人」
さて、あなたはどの順で大切にしますか?
いろんな人に聞いたんだけど、女性に多いのが他は前後しても必ず4番目や後ろの方に「自分」を持ってくる人が多い。
母性本能がそうさせるのだろうか。
「自分のことは後回しで他人のことを優先する。」
とても尊く、会ったこと無いけどマリア様のような女性。
そんな人と出会ったらさぞかし幸せになるだろう・・・・・・・・・
なんて、これっぽっちも思いませんよ。
僕はこの優先順位はとても間違っていると思います。
「優しさ」を「暖める」と言い換えて考えてみてください。
家の外から暖めて家の中がおろそかになってしまうと家の中、そして自分は凍えてしまいます。
やがて自分が力尽きたら今まで暖め続けてきた外までも凍えてしまいます。
あの慈愛の象徴の故マザーテレサでも、もちろん自分の身を投げ打ってますが、あの高齢まで生きていたのは自分を大切にして健康管理をちゃんとしてたからだと思います。
昨日のエントリーでお話しした「先払い」にもあるように自分より他人を優先してる人は一見「尽くす人」のように美しく見えますが、どうしても自分がスカスカになってしまいます。
足りないパワーは自分の近いところから抜いていきます。
典型的なのが仕事ばかりして家庭を顧みないタイプの人。
外面はいいから気配りも面倒見もいい。
最初に出会うのは外ですから
「この人と一緒になれば幸せになれる・・♡」
なんて思いきや、家には帰ってこない、浮気はする(だってモテますから)、家事育児は任せっきり。
その人自身が冷めてますから側にいる人が暖めるしかありません。
でも、せっかく家族や身近な人が暖めてもその温もりをかかえて外に出て他人を暖めます。
ね、そんな人、嫌でしょ?
先ずは「自分」に優しくしましょうよ。
自分が満たされれば人は自然と優しくなりますよ。
「も〜お腹いっぱい!ね、これ、食べない?」
てな具合にね。
そして、先ずは側にいる人(家族)にお裾分け。
そして身近な人(友達)にも「はい、どうぞ。」
そして最後に外側にいる人(他人)に分け与えます。
いつも自分は満たされてるから優しさの泉は枯れることはありません。永遠に。
「慈愛」と「自愛」。
読み方は同じでも「他を慈しみ愛する」と「自分を許し大切にする」。
僕を含め多くの人は自分を愛することに慣れていません。
ついつい自分の足下に火が点いていても他人の心配をしていまします。
でも、遠回りになっても、自分の側にいる人、そして周りの人を長く強くいつまでも愛するために先ずは自分を大切にしてみてはどうでしょうか。
美容室は「自分を大切にする場所」です。
あなたを傷つけるモノはなにひとつありません
「自分キレイにしてあげる」ことは幸せのひとつの形です。
そしてステキになって周りの人を幸せにしてあげてください。
子供だって旦那さん(奥さん)だって、恋人だって、友達だって、
あなたがステキになってくれると幸せです。
赤の他人でもすれ違った人がステキだと振り向いて
「おっ、今日はなんかいいことがありそうな気がする♡」
なんて幸せな気持ちになります。
ね、ステキなプライオリティ(優先順位)でしょ?
Hanaは12月31日まで休まず、みなさんをお待ちしてますよ。(宣伝しちゃった)
(12/31は夕方5時までで〜〜す!)