クリスマスまでもう1ヶ月を切ったね。
子供の頃は本気でサンタクロースの存在を信じてたよ。
大っきなオモチャが欲しくてベッドサイドに吊しておいた靴下をこれでもかくらいに伸ばした思い出がある。
「今年こそはサンタの顔をみてやろう!」
そう思って夜、寝たふりをして起きてたことがある。
電気を消して目を閉じると3カウントで落ちてしまうのはこの歳になった今でも変わらない。
でも、朝起きたら枕元にプレゼントがある。
大きくなって親に聞いたら、明け方置いたらしい。
親の作戦勝ち。
以前、つき合っていた女性に
「クリスマスプレゼントはヴィトンの小銭入れがいい!」
とねだられ、ふたつ返事で断って険悪になったことがある。
「その代わり、私はトモさんにグッチのキーケースを買ってあげる」
と言われ、未だにグッチが似合わない自分なりにコンセンサスを取るつもりで代替え案に
「じゃあ、小銭入れとキーケースの差額を僕が払うからそれで残りを自分で出して小銭入れを買いなよ、それでいいだろ?」
と自分ではかなりの名案で「被害」を最小限に抑えたつもりが、さらなる怒りを買って焦土と化した。
僕はその時、プレゼントの「もらう喜び」と「あげる喜び」のことを真剣に考えた。
「これが欲しい!」
と言って買ってもらうプレゼントならそれを手に入れるお金がある人なら恋人じゃなくても誰でも買うことが出来る。
でも、いつも側にいて相手の好み、状況、ライフスタイルを観ているからこそ買えるものもある。
つい最近、「財布が壊れそう」とつぶやいていた言葉を忘れず覚えていたり、
本当は使ってみたいんだけど、もったいないからと、スーパーで買っていたシャンプーをHanaで使ってるラカスタプロフェッショナルのアロマシャンプーをプレゼントにしたり、
「あ〜・・ゆっくりお風呂に入りたぁ〜〜い・・」
って言葉を覚えておいて、週末、仕事が終わった後待ち合わせして西伊豆の温泉旅行のプレゼントだったり。
「自分だけにしかできないサプライズ」ってステキじゃないか?
驚いて喜んでくれる顔を見る喜び。
プレゼントする側の喜びもある方がHappyじゃない?
「これ欲しい」
って買ってくるのはプレゼントじゃなくて「お使い」だもんね。
「今、なにがしたい?」
って聞かれてパッと答えられる?
先日大学生の子と話したんだけど、「やりたいことが見つからない」って言ってたよ。
意外とそういう人は多いみたいだ。
「やりたいことのない人生」なんて消化試合みたいだ。
それならせめて「欲しい物」も手に入れるために頑張ってみたらどうだろうか。
日々の我慢も、退屈な仕事も、「欲しい物」を手に入れるためと思えば笑顔になれるでしょ。
それが生きるためのモチベーションになると思うんだよ。
そして、それを手に入れたときの達成感と感動はお金を払うだけじゃ味わえないよ。
それを
「クリスマスだから買って!」
のひと言で終わらせるのはなんとももったいないと思わない?
だから「自分が欲しい物は自分で買おうよ。」
「クリスマスにひとりなんて寂しい!」
だからって「とりあえず」恋人を作ったからと言って幸せになれるのかなあ?
そもそも「恋」してんの?
銀座の和光の前で7時に待ち合わせて、
あらかじめ予約しておいたレストランに入って、
あらかじめ作ってあった料理を食べて、
あらかじめ頼んでおいたプレゼントをもらって、
「ここ、半年前以上に予約入れないと予約取れない店なんだよ〜。」
「へぇ〜!すごぉ〜〜い!○○くん!♡」
と11月からつきあい始めた彼女が言う。
とりあえず、3月14日の「バレンタイン回収デー」まで頑張るか。
Hanaの中にある「小さなクリスマス」。
あなたは何個見つけられますか?