バンコクと言えばやはり「涅槃像」のある「ワット・ポー」に行かなきゃね。
ワットポーはバンコクで一番古くて大きいお寺。
西暦1788年にラーマ1世によって建てられたお寺です。
タイではお寺にはいるときに守らなければいけないことがあります。
特に服装が大切です。
肌が見えるサンダルは×
キャミソールも×
短パン、ミニスカートも×
ダメージジーンズとかも×
帽子、サングラスも×
そうでなくても熱くて湿度が高い国だから、涼しい格好をしたい気持ちは分かるけど、
郷には入れば郷に従え、朱に交わればシュラシュシュシュ・・・。
欧米人が日本家屋で
「あ〜靴脱ぐのめんどくせぇ〜〜!!」
と土足でどかどか入ってこられることを想像するとやはりここはシュラシュシュシュ・・・・。
また、堂では靴を脱ぐので、ソックスの替えとか持って行くといいかもしれませんね。
この日はあいにくの雨だったけど、逆に涼しかったので助かりました。
あちこちにあるモザイクの仏塔がキレイです。
これらは中国から取り寄せた陶器で作ってあり、
微妙に色分けがされていて、緑が1世、白が2世、黄色が3世、青が4世を表しています。
中にはそれぞれの王様の遺骨が納められているそうです。
すごいですね〜
回廊には何体もの仏像が並べてあります。
この仏像は全部で150体あるそうです。
いよいよワットポーのメインディッシュ(?)涅槃像のある本殿に入ります。
たいていの人が「想像してたよりでかい!」と言います。
2度目に訪れたときも「思い出よりもでかい!」と言います。
それほど圧倒される大きさです。
お釈迦様はお腹の弱い人で亡くなられる前はずっとこの姿で迷った人の道を説いていたと言います。
ここに来ると、なにか新しいひらめきや展開が待っているのかも知れません。
ぐるりと回るとちょうど足の裏が見えます。
お釈迦様の足の裏は扁平足です。悟りを開いた証拠だそうですが僕の友人も扁平足だったけどとうてい悟りが開けるような男では無かったような気がします。
(今頃悟ってんのかなぁ〜?)
この大きな足の裏は、長さ5メートル、幅1.5メートルあります。
仏教と深い関わりを持つバラモン教の宇宙観が、108の絵で表されています。
螺鈿細工という、細かく砕いて磨いた貝殻を嵌め込む技法によって描かれた真理はきらびやかですね。
世界広しと言えど、こんなに人気のある足の裏はないでしょうね。
お釈迦様の背中に回るとそのながぁ〜〜〜い背中の後ろに108つの鉢が並べてあります。
ドネーションボックスにお布施を払ってサタンという硬貨がたくさん入っているアルミ缶を手にします。
そして並べられた鉢の中に硬貨を落としていきます。
堂の中に響き渡るその音によって僕たちの煩悩を払ってくれる荘です。
最初に気前よく入れていくと必ず最後は足りなくなるので、ちょっとずつね。
「こんな感じにしてください!」
とこの写真をHanaに持ってこられても困ります。
実際にこれはパーマだったのでしょうか?
それとも極度のくせ毛?
どちらにしても美しい。
お釈迦様の頭の下の枕も細かい装飾がしてあってとてもキレイです。
こんな枕で眠れたらさぞかしいい夢が見れそうですね。
境内の中には小さなお堂がいくつもあって、そこにも神様が祀ってあります。
もちろん土足厳禁なので靴を抜いて上がりましょう。
参拝の仕方は膝をついて三礼した後、自分の住所、生年月日、名前を言ってその後にお願い事や相談をします。その後一礼します。
トモは
「この旅が無事に終わりますように・・・」
とお願いしておきました。
庭にもいろんな像がありあます。
これはラーマ3世の一般庶民啓蒙計画の一環として、ポーズをとったヨガの行者たちの石像を置いています。
顔つきとかはコミカルですが、書物が読めない人もこの像を見ながらポーズを勉強できるそうです。
ここワットポーはあの有名な「タイ古式マッサージ」の総本山です。
敷地内には至る所に経絡やツボの絵が描いてあったりします。
そして、境内の奥には実際にマッサージを受けることの出来る建物があります。
料金は1時間で360B(約1300円)
以前は300Bだったのに〜
ちょっと前までエアコンがなくて、建物も新築したからその分値上げしたのかなあ?
マッサージについてはまたの機会に触れるとして
いろいろ歩いて足が疲れたところ、マッサージを受けるとこれまた俄然やる気になるね。
僕たちの旅はまだ始まったばかり、
2日目の午前中の出来事でした。