まあ、今日は誰がなんと言おうとバレンタインです。
「女の子から男の子へ愛を告白する日」
とあります。
一昔前の「女の子が自分からなんて〜」って時代にはいいきっかけだったんでしょう。
しかし、今はどちらかというと女の子の方が積極的にアタックしたりします。
男の方からしてみれば、好きな女の子に告白したくても、チョコをもらえなかった時点で「はい、おしまい。」
ホワイトデーは「お返し」の日。
実は「男の子の告白する日」というのは無いんですね。
これじゃあどんどん男は受け身になってしまいます。
僕は今までの人生を振り返ると、「告白された」ことは殆どありません。
よしんば、思いを込めて告白しても
「またぁ〜ウソばっかりぃ〜みんなに言ってんでしょう?」
なんて言われる始末。
半分切れ気味に
「好きだっつてんだろ!ひっくり返してもなんも出てきやしねえよっ!おまえにどうこうしてくれなんて、これっぽっちも思ってなんかねえよっ!おまえが好きだから好きだっつてんだよっ!」
と告白なんだか、ケンカ売ってんだかわかんないような状態になったりしました。
思えば、「付き合ってくれ」という言葉は友達やスタッフに重い荷物を取りに行く時くらいしか使ったことがない。
「付き合う」というのは「行為」であって「気持ち」や「想い」ではないような気がするからでしょうか。
付き合ってたり、結婚してたりしても「好き」かどうかはまた別物ですから。
ある意味、好きじゃなくなっても結婚は続けられるし、つき合いも続けることができます。
でも「好き」という気持ちがなければ愛することも出来ないし、共同生活やSEXやデートもただの「行為」になってしまいます。
「付き合ってくれ」は相手の了解を求めているので「付き合いたくない」人に言われると返答にとても困ってしまいます。
でも、「好き」っていうのは単なる自分の気持ちですから言われた方も「ありがとう」でいいわけで、「僕も」、「私も」は言いたけりゃ言えばいいだけなので、いい言葉ですね。
恋をしてる時はとても「いい顔」になります。
人だけに限らず「好き」があると、生き生きしてきます。
それに会える明日がとても楽しみで夜が明けるのがもどかしいくらいです。
これは、両思いでも片思いでも同じです。
逆に自分に「好き」が無いのに押しつけられても困ります。
「オレも好きなんだから、おまえも好きになれ!」
なんて言われたら、やりきれない思いになり、もし、同じ学校、職場で明日も顔を合わせるのなら夜が明けるのが怖くてたまりません。
相手から想われることは相手次第なのでいつその想いが無くなるかといつも心配していなければいけません。
人は「愛される」ことを強く望みますが、実は「自分が好き」でいられることが一番幸せなのかも知れませんね。
だってじぶんが「好き」って想いは自分次第ですから。
せっかくだからチョコレートと一緒に「好き」って言葉を添えてみたらどうでしょうか?
もちろん、メールや手紙じゃなく直接自分の口から。
そしたら、チョコをあげた自分がっもらった相手よりもちょっとだけ幸せになれるかもしれませんよ。