そう言えば元々、スーパーマンは電話ボックスで変身(着替えて)していました。
携帯電話が普及し、街に電話ボックスが消えた現代はさぞかし変身が困難になるんだろうな。
昔のヒーローはウルトラマンしかり、誰だかわかんないように「人目に触れないようにして」変身してました。
現代のヒーローはおおっぴらに人前で変身します。
まあ、ヒーローは世のため人のためなんで拍手モノなのですが、これがお化粧となると、ちょっと違うと思います。
化粧というのは文字通り「化けて粧う」わけですから、「化ける」姿はあまり人前で見せるものではないと思います。
仮に、電車の席に座っていたら、隣の席の男性がおもむろにカバンからひげ剃りを取り出し「ウィ〜〜〜ン!」なんつってヒゲを剃りだし、アフターシェーブローションをパシパシつけて、手鏡で見ながら飛び出た鼻毛を抜きだしたら、絞め殺したくなるでしょ?
これがレストランで、美味しい料理を食べ終わって目の前で彼氏にそれをやられたらなおのことでしょ?
なので、女性をキレイにする立場から言わせて貰います。
「お願いだから、公共の場でお化粧を直すのはやめてください。」
走ってる電車の席で、レストランのテーブルで、口紅を直したり、マスカラを付け直してもだれも困りません。
でも、電車の中やレストランのテーブルは、そういうことをするための場所では間違ってもありません。
電車を降りれば必ずどこかに。レストランならなおのこと、トイレはあります。
どれだけ忙しかろうが、めんどくさかろうが人目にさらすよりはいいと思います。
「キレイになる」
ということは結果だけでなく、その過程においても言えることだと僕は思います。
近い将来、もしかして携帯電話と同じくらい「携帯トイレ」が普及して街中や公共の場からトイレが無くなってしまったらスーパーマンと同じくらい「変身」するのが大変になるかも知れませんけどね。