深夜のハナマサ。
恵比寿はレストランがたくさんある街なんだけど、逆に食料品屋が少ない。
時折気合いを入れて築地に行くのだが、バイクで3分飛ばせば「肉のハナマサ」があるので大方そこで間に合わせる。
僕は「買い置きをしない派」なので無くなると買いに行く。
まとめ買いをすれば安くなるのだがロスも多い。
さらに狭い部屋をどんどん占拠してしまう。
「買い置き派」だった頃は、買い物をしていて「お買い得品」を見つけると買ってしまう。
一時、トイレットペーパーのストックが2ダースくらいあった。
何個ケツがあるんだ?オレ。
多分、「買い置き派」の頃は思考もそうで、「転ばぬ先の杖」的な考えでいて、こんなとき巧妙に保険の話とかされると即、ハンコを押しちゃうんだろうな。
これだけ「物」に囲まれていると「無くなる」のがすごく怖いという気持ちになるのは当たり前と言えば当たり前。
それでも、ここまで便利になった時代だからこそ、買い置きする必要もないのかも。
例えトイレットペーパーがきれても部屋の中を探せばテッシュのひとつやふたつあるだろうし、無くてもいざとなれば新聞や週刊誌をクシュクシュ・・・・痛いんだよなあれ。
そんなわけでハナマサに着いて食料品をカゴにぶちこむ。ついでにインスタントコーヒーも切らしたので購入。
いつもはブレンディの「詰め替えお徳用パック」なのだが、ハナマサにはおいてないみたいで、「年末大売り出し!」で積み上げられていた
「私、アメリカ産よぉ〜ん!たまにはガツン!とくる味も味わってぇ〜ん!」
みたいな「いかにも」のパッケージに惹かれ購入。
早速、このエントリーを書きながらお湯を沸かしていれてみる。
フタを開けてカップに出す。
「ん?なんか粉が荒いな・・・?」
と頭の中ではほとんど答えがわかっているのにもかかわらず心が
『いや、これはインスタントコーヒーに間違いない!さすが!アメリカ産。荒っぽい仕事するね〜。お!こいつ!なかなか溶けやがらねえ!こんちくしょ〜め!こうなったら根比べだ!時間はたっぷりあんだから溶けるまで待ってやる!どうだ!オラ!オラ!』
お湯を注いで浮かび上がるローストされた豆を見ながらどうにか溶けてくれないかと願う。
単純に間違えた自分を認めたくないだけなのだが。
『うん、インドネシアのコーヒーはこうやって上澄みを飲むんだもんね。うん!いける!みんなにも薦めよう!みんな、こんどからこうして飲もう!ね、ね。』
2杯目から(1杯目は3口でギブ)ドリッパーを使って飲んでみた。
「うん、うみゃい・・・」
ハナマサ・・紛らわしいとこに並べんじゃねえ!
つか、裏のラベル、良く読めよオレ・・・・。
「おいしいコーヒーの入れ方」
http://www.beans-shop.com/history/drip.html
今日から僕も本格派・・・。