ヘアデザインやメイクアップをするとき必要な能力ってなんだと思いますか?
それは「想像力」です。
まだハサミを入れてない髪の毛に仕上がりをイメージし、スッピンの顔にフルメイキャップをイメージし、クロスを外したときの洋服や体型とのバランス、はたまた、そのお客さんのライフシーンまでイメージします。
イメージが出来るとその次は「どうやって作るか」を考えます。
パーマが必要なのか?どのロットで巻いてどの薬でかけるのか。カラーは?カットはどんなテクニックでどこから切るか。
「オハヨウからオヤスミまで」いや、仕上がりまでの一連の手順をイメージします。
後は自分の腕に任せて「作るだけ」です。
だから、楽しいおしゃべりをしながらカットしたり出来るわけです。
しかし、「作るだけ」ではイメージ以上のデザインは作れないので、作っている間に「アイデア」や「ひらめき」がある場合、ちょっとだけ予定変更する場合があります。
とは言え、まるっきりスタイルチェンジと言うわけではなくレイヤーの入れ具合やサイドの長さと後ろの長さのバランス等、びみょぉ〜〜なデザインを変更したりします。
実はここがデザインのクォリティを上げる大切なポイントだったりします。
時折、僕が無口になるのが「それ」です。
だからといってあまり注目しないでくださいね。
ギャグが滑っただけかも知れませんから。
最近この「想像力に欠けてる人」がけっこう多いんじゃないかなって思うことがあります。
美容師で言うと「カットしてパーマしてカラーしたらこうなっちゃった」って感じ。
ビックリするかも知れませんが多いです。こういう美容師。
最近頻繁に耳にする事件もそうです。
警察に捕まってから後悔し反省する人は想像力が足りない人です。
「今、自分がしていることがその先の未来にどうなっているか」を想像する力。
数秒、数分後。数日、数分後。1年後、10年、20年後。そして100年後。
それが想像できないと「そうなっちゃった人生(未来)」になってしまいます。
「人生の貯金箱」http://hairhana.exblog.jp/6493758/でお話ししたこともそうです。
人間には動物のように、「予知能力」は持ってませんが、幸せな未来を掴むための「想像力」を持っています。
故に、動物は動物として生きていくだけですが、人は時には人を超えた発明やアイデアを生み出します。
こんな素晴らしい能力を使わない手はないですね。