待ちに待って手に入れた「原田の耳かき」です。
巣鴨のとげ抜き地蔵の境内でひっそり作ってます。
「売ってる」のではなく「作ってる」というのは、ひとりひとりの耳の形、当てた感触でカーブや大きさや堅さを調整してくれます。
ちなみに欧米人は日本人と比べて耳垢が溜まりにくい体質らしく、綿棒で事足りるそうです。
しかし、日本人は綿棒を使っていると耳垢を耳の奥に「押し込んで」いるだけだそうです。
「隔靴掻痒」(かっかそうよう)という言葉をご存じですか?
履いた靴の外から痒いところを掻くという意味から、思い通りにいかなくて、歯痒くじれったいこと。なかなか核心に触れないことをそう言うそうです。
耳かきはいわゆる「痒いところに手が届く」アイテムです。
耳かき屋に貼ってあった教訓。
「造物主(かみさま)の忘れ物」
お目々は
涙で洗えます。
お鼻は
くしゃみで通ります。
お口は
つばきも舌もあります。
お耳にだけは
なにもない。
先日4月24日は“4”の付く日。巣鴨のお祭りの日です。
この日を心待ちにした僕は足取りも軽やかにとげ抜き地蔵に行き三代目の耳かき屋さんに作ってもらいました。
使い心地は?
うぅ〜ん・・・気持ちぃぃひぃ〜〜っ!
《店舗情報》
原田商店
東京巣鴨 とげ抜き地蔵境内
℡090-3235-3761
スス竹(200年以上経った貴重な材料)¥1550〜
サラシ竹¥980〜