あなたが恋人におねだりするとき、どんなテクニックを使いますか?
僕は子供の頃、オモチャ屋さんの前で。、よく座り込んでいました。
そうして「大きい声」で、
「おもちゃ!買ぉ〜てぇ〜やぁ〜〜〜!!」
と叫んでいました。
当然見えるのは10mくらい先を歩く母の背中だけでした。
真面目で謙虚な人ほど「おねだり下手」なようです。
モノだけに関わらず、
「どこか連れて行って!」
「あ、これが食べたい!」
「もっと愛して!」
と心の中で叫んでみるモノの、相手に対する思いやりが勝ってしまい、なかなか言い出せません。
じっと我慢できるのならそれでもいいでしょう。
いつか気づいてくれる。そんな日を夢見て・・・。
でも、たいていは結局我慢できず言っちゃうわけです。
「ねえっ!どっか連れてってよっ!!(-.-#)」
言う側はその気持ちを長い時間温め続けていたわけですから
「私はこんなに我慢したのよっ!」
という利息まで付いてきます。
言われた方は当然唐突なので何がなにやら理解不能。
まるで定年退職後に突然熟年離婚を切り出されたようなものです。
返す刀でバッサリ切り捨てる人もいれば、僕の母のようにとっととその場から離れる人もいて、どっちにしても、こちらが望む結果とはほど遠いものになってしまいます。
「人にものを頼むときは、ささやくように話す方がいい」
と言います。
大きな声だと無条件で拒絶されてしまいます。
恋人同士なら耳元で、
これから恋人になりそうな人にはささやきが聞こえるくらいの近い距離で、
なかなか距離が縮められない人も
「あの・・ね・・わた・・・あなたのこと・・・好・・・・・・。」
「え?」
って相手が身を乗り出した距離で
「あなたのことが大好きなの・・・。だから、これからもずっと側にいてね・・・・。」
とささやいてみてください。
大きな声でたまりかねて
「なんでいつも忙しいって側にいてくれないのよっ!」
なんてやるより100万倍効果があると思いませんか?
お金がかかるものは相手の懐具合を考えてあげてね。
1月〜2月のHanaではボサノバ(bossa nova)を中心に「ささやくような曲」を中心に流しています。
アントニオ・カルロス・ジョビンを初めカエターノ・ヴェローゾ、ナラ・レオンなど、有名どころからJAZZやROCKの名曲のカバーまでHanaでリラックスしてキレイになるあなたにささやきかけます。
もうすぐバレンタイン。
「よぉ〜〜〜しっ!一丁、告ったろかぁああああっ!」
と気合い十分に
「最初から決めてましたっ!(古っ!)つきあってちょぉおおっ!」
と勢い余って撃沈されるより
Hanaで気持ちよく肩の力を抜いて笑顔でささやいてみてはどうですか?
僕なら一発で落ちる自信があります。
(写真は初めてボサノバを世に出したアントニオ・カルロス・ジョビンの「Chega de Saudade(想いあふれて)」のジャケット)
「ボサノバの歴史」
http://ja.wikipedia.org/wiki/ボサノバ