仕事が終わって神室町にあるキャバクラ「JEWEL」に行きました。
ご指名はちょっと天然の入った「ゆまちゃん」。
彼女の気を引くために席について即座に「シャンパンゴールド」(30万円)のボトルを入れる。
「乾杯!」
「なにか食べる?」
と言われ、「フルーツ盛り」を頼む。さらに好感度アップ。
キャバクラでは「会話を楽しむ」と言うよりも「口説く」と言った方がいいのかも知れない。
相手の振ってくる話題にどう返すかで彼女の僕に対する好感度が上がったり下がったりする。
どんな高い酒を飲んでもこの緊張感で酔えるわけもない。
勢いで口を滑らせないように細心の注意を払う。
「東京生まれ〜どこ出身?
と聞かれて
「正直覚えていない。」
「横浜出身だ 」
「おっぱい星の出身だ」
ああ・・なんて答えりゃいいんだ・・オレ・・。
どぉ〜〜すんのぉ〜〜オレぇぇええええっ!」
会話もままならず延長に突入。
更にボトルを追加。
結局サービス料とかなんやらかんやらで支払いは「78万6千円。」
「な・・ななじゅう、はちまんんんんんっ?????」
耳を疑ったが「払えません」とは言えず渋々払う。
その苦労あってか聞き出したゆまちゃんのメールアドレスからアフターのお誘いのメールが。
劇場横で待ち合わせブランドショップへ。
イタリア製の香水とバッグを買ってあげて
「ありがと〜!じゃぁねぇええ〜〜!(^.^)/~~~」
と手を振るゆまちゃん。
なんなんだ、この虚無感は?100万以上使って得たモノが笑顔と感謝か。
よし、来週からNPO活動でもするか。
ぷんすか腹を立てて歩いていると黒塗りのベンツに当たる。
中から金属バットと日本刀を持ったやくざが出てきて
「兄ちゃん。なに、人の車に傷つけてんだよっ!」
と襲いかかられ乱闘。
ああ・・ついてない・・・。
プレステ2のゲームソフト
「龍が如く2」のサブストーリーの一幕だった。
僕自身お酒が飲めないので「飲みに行く」という行為は皆無に等しい。
友達とカラオケしたりお気に入りのショットバーで2〜3杯「たしなむ程度」しか飲みません。
キャバクラも生まれてこの方、友達に連れられて1度だけ足を踏み込んだだけでそれ以来足を向けることもありません。
キャバクラ好きな友達に言わせれば
「その大変なところが面白いんだよ〜。そのために男は頑張るんだよ〜」
と言いますが僕には「そのため」に費やすエネルギーは無いみたいです。
ゲームの中のキャバクラ嬢は全部で10名。僕は最初の子でギブアップ。コンプリートはありえません。
面白味のない男ですが、そんな男が一人くらいいてもいいでしょう。ね?
おしまい