朝、7:30。
六本木通りから広尾ガーデンヒルズの横を抜け、恵比寿に向かう道。
明治通りにさしかかる交差点。
ちょっと肌寒いが朝日と澄んだ空気が気持ちいい。
突然前を走っていたタクシーが止まる。
いつもより車間距離を取っていたので危なげなくタクシーの後ろでバイクを止める。
ドアが開く。
黒いハイヒールが顔を出し、続いてスラッと伸びた脚が続く。
肌色で少しラメが入っているのか後ろから差し込む朝日にキラキラしている。その光景が細くきれいな脚をより美しく見せている。
伸びてくる脚はなおも続く。
時間にして一瞬なのだろうが目を奪われた僕にはとても長い時間に感じられた。
黒のミニスカートが脚の終点を教えてくれた。
「どんな人が降りてくるのだろう?」
男なら誰もが釘付けになるのだろう。
僕は普通なら追い越して行くところを交通ルールを厳守するゴールデンカードのドライバーのようにタクシーの後ろで止まったままでいる。
ミニスカートと同時くらいに女性の頭が出てくる。
髪の毛の色は明るい茶髪。
この時点で
「プロか」
と勝手な想像をしてしまう。
すると出てきた頭はそのまま脚の方向に下がっていく。
「ん?降りるんじゃないの?」
と思った瞬間、
「う゛っ!・・・(以下は右の写真をご参考下さい)」
せっかくのきれいな脚が・・・
視線をずらすと、タクシーの運ちゃんは困った顔をしていた。
ケーキ屋さんの前だった。
多分このままなのだろう。
ケーキ屋さんがかわいそう。
12月。
連日連夜忘年会やクリスマスパーティーで飲み明かしそして朝帰り。
みなさんもご自愛下さい。
ERや夜勤のお医者さん及び看護婦さん。ご苦労様です。
この時期急性アルコール中毒で運び込まれるバカが多いらしいですけど、人口増加に伴いこのさい逝ってもらいましょう。
世の中、もっと命を大切にしてる人はたくさんいるはずです。