
「僕たちが奇跡と引き換えに得たものはなんだったのだろう」
都会に住んでいると新しい技術やアイディアのおかげで今まで見たことのないものが見れたり体験できたりします。しかしそれらは「奇跡」とは程遠いもので時間とともに色あせ忘れられていくものです。
都会を離れると時折その「奇跡」に出会うことができます。それは何百年、何千年とそこにあるものだったり、そこで生活する人にとっては寒いところで雪が降るように極々当たり前のものだったりします。
奇跡を失った僕たちは大金を払って時間をかけて乗り物に乗ってキレイな海や満点の星空に会いに行きます。
「神の島」と呼ばれる沖縄の久高島。満月の夜(23時半)まるで昼間のような月明かりの中で出逢った奇跡を僕は一生悪れないだろう。