こんにちは、トモです。
昨日は火曜日で定休日だったので久しぶりにの〜〜んびり一日を過ごしました。
遅めを朝食だったのでランチはスルー。
その代わり寝ぼけた頭にキックを入れるために恵比寿の自家焙煎の喫茶店「ヴェルデ」に行って深煎りのグァテマラのストレートをいただきました。
ヴェルデは1日2回、焙煎をする。たまたま夕方の焙煎の時間に行ったら豆を焼くいい香りがする。
この時間を通りの駒沢通りをバイクで走ってたり、お散歩してるとなんとも言えない珈琲のいい香りがする。
東口にある「こづち」っていう昔からあるカウンターだけの定食屋なんか開きの焼き魚の注文が入って魚を焼き始めると店中に煙がモクモクと充満して、お店の人が
「タモツ!換気!ドア開けて!早く!寒いけどしゃあない!」
と言うと裏から出てお店の入り口を空けてガムテープで止めて煙を外に出すという力業をやってのけて、煙が無くなると
「タモツ!閉めて!寒い!」
と、まあコントを観てるような光景に出くわす。
よく「恵比寿(住んでるのは白金)」にいると
「おっしゃれ〜〜!」
「都会ぃ〜〜!!!」
と言われるんだけど、長年、この街で生活していて思うのは「都会の方が昔っぽい」ってこと。
駅前はお店とかたくさんあって賑やかだし、街によっては「商店街」とかあったりする。
買い物は「徒歩」でできるし、自転車があればもう「最強」だったりもする。
お店だって昔からある「創業◯十年」みたいな店もいっぱいあって、チェーン店でもない個人店もあちこちにあったりする。
さすがにモロ駅前とかだと少なくて恵比寿駅前の駒沢通りを渡った角地なんてしょっちゅうお店が変わってたりするけど、ちょっと離れると味のある店がたくさんある。(Hanaもそうだよ)
以前、僕の故郷の広島の育った街「向洋」(広島駅の隣の駅)はMAZDAの本社が目の前にあるというのに駅前はまるでゴーストタウン。昔は肉屋や八百屋、パチンコ屋に居酒屋、おもちゃ屋さんに喫茶店と行き交う人がけっこう顔見知りで挨拶しながら歩いてたけど、「どうなっちゃったの?」レベルに何もない。賑わってるのは「病院」だけ。
これは多分に車社会でみんな郊外型のショッピングモールに行くからなんだと思うんだけど、当然ながら「どこに行っても同じ」。働いてるのはアルバイトやパートさん。
「味にこだわる」よりも「利益重視」。
住宅地はほんとに住宅ばかりでスーパーもつぶれてしまう。コンビニすら無くなったりもする。車が無いと生活できない。なので、毎日、商店街に買い物に行って新鮮な魚や肉、そして野菜を買うわけでもなく、冷凍食品をはじめまとめ買いしてでかい冷蔵庫に入れるという。
昔、「コストコ」が日本に出来て国土が広くて地平線が見えるようなアメリカならまだしも、歩いて買い物できる日本にそんなもん必要ねえだろ?と思ってたら見事に根付いてしまった。
僕から見れば東京のほうがほんとうの意味での「田舎っぽさ」が残ってるように思える。
「街に人が歩いてる」
これは、この時代、もしかしたら「贅沢」なのかもしれない。