ボク:「〇〇ちゃんは大好きな食べ物はなあに?」
子:「・・・・・・」
母:「い、イチゴよね~?」
ボク:「・・・じゃあ、イチゴは何色かなあ?」
子:「・・・・・・・・」
母:「赤だよね~?」
ボク:「・・・じゃあ、好きなのりものは何かなあ?」
子:「・・・・・・・・・・・」
母:「この子、電車が好きなんです。なぜか埼京線が~・・」
ボク:「・・・・・・」
子:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
子どもの髪の毛をカットしてる時にこういう会話、よくあります。
お母さんはせっかく美容師さんが聞いてくれてるのに答えない我が子を見て申し訳ないと思われて答えてくださるのですが、
子どもは「・・・・・」の間、「考えて」います。頭の中で今まで食べてきたものを引き出しから引っ張りだして考えたり、その中から「イチゴ」を想像したりしています。なのでどうしても会話に「タイムラグ」ができてしまいます。
やっと口を開こうとしたときにお母さんが先に答えてしまうとせっかく考えて言おうとした言葉を飲み込んでしまいます。
それが続くと「お母さんと美容師さんの会話」になってしまって子どもは「第三者」になってしまいます。やがて自分から話さなくなり、考えることすらやめる子もいます。
ボクはなにも好きな食べ物を聞いてそれを買ってきてあげたいとか、その色が何か知りたいとか、一緒に埼京線を観に行きたいとかは思っていません。
子どもの髪の毛を切るときは「動かないでいてくれる」ことが一番助かります。「会話」をしてたり、「考えて」いる間、子どもはそれに集中するので動かないでいてくれます。
なにより、子どもも「大切なお客様」なので大人同様、楽しんで帰ってもらって「またHanaに行きたい」と思って欲しいいのです。
もちろん、暴れる子もいますからお母さんが側にいてくれてなだめてくださると助かることも多々あります。でも、よく観て子どもが考えてたり、答えようとしてるときはどうか見守ってあげてください。
そして、僕たちとコミニケーションを取ってる間、一時の子育ての大変さから少しだけ開放されてHanaの美味しいお茶やドリンクでも飲んで一息いれてください。
帰る時、「またね~(^_^)/~」とお母さんも子供さんも笑顔で手を降ってくれると、とても嬉しいのです♡
マジメなお母さんほどそうなります。放っとけなくてついつい「先回り」をしてしまいます。大人の僕たちから見ると子どもの行動は「見ちゃおれん」で「転ぶよ!転ぶよ!はい!転んだ〜!」と横澤夏子さんのネタみたいなことの繰り返しなんだけど、逆に僕たちが子供の頃親に思ってたこと
「今、やろうと思ったのにぃ〜〜!!(`ε´)ぶーぶー」
なんだと思うのですよ。だから「放っとく」のではなく「信じてそっと見守る」ことが親に限らず、先輩や先生、上司や社長がやるべき一番の「愛情」なのかもしれませんね。そして
になったら一緒に「後片付け」をしながら笑顔で「また頑張ろうね」と言ってあげ・・・・・ればいいんだけど、それがまた難しいんだな〜(笑)