こんにちは、トモです。
最近、町中を歩いて思うんだけど
「ブスがいなくなった。」
短絡的に考えると、僕ら男性にとってはありがたいことだし、僕ら美容師が頑張ってるとも言えるのでありがたいことだと思う。
街で見かける女の子は「それなりに」可愛くて、それなりに流行りを押さえた服を着ている。
けっして「美人が増えた」わけではなく、「それなり」が増えただけなんだ。
最近ではほとんど買わないけど、大きな書店に行くと「ヘアカタログ」という本がある。
多くの美容室が「枠」を買ってヘアスタイルの写真とコメントとお店のクレジットを載せます。決して上手な店だからではありません(笑)
なんの関係性もないお店がたくさん載ってるにもかかわらず、
「同じようなヘアスタイル」
の写真がやたら多い。おまけに髪色やメイクまで似てたりする。
だからお客さんに見せても「カタログ」にならないのでHanaは使ってない。
もちろん「ブス」より「可愛い」方がいいに決まってるけど、「着飾るより大好きなこと」「キレイになるより興味があること」が優先する人も多かったよね。
それがひとつの文化を作り出したり、人を幸せにしたりして、エッジが利いた個性的な人が多かったかも。
今は選択肢が多すぎて「これ選んどきゃいい」的な情報をみんな求めてるみたいだ。
ただ、今までの保証にあぐらをかいてる時代ならいいんだけど、めまぐるしく変化する時代に「無個性」はリスクでしかないかもしれないね。
「芸能人の〇〇が行ってる店」でステレオタイプのかつら被ったみたいなヘアスタイルよりも、より、自分を表現する「自分らしさ」を求める時代なのではないかと僕は思う。
なので僕たちは「カウンセリング」に十分な時間を割きます。決して
「〇〇センチ切ってください!」
はい!わかりました〜!」
とは言わない。それは3流の美容師のセリフ。話していると、自分では気がつかない「似合う」や「ステキ」に出会えるかもしないよ〜。