
「ヘアーハナ」は僕の相棒だったポメラニアンの「ハナ」から取りました。
「覚えやすくてかわいい名前だから」が理由です。
ハナはポメラニアンの中でも小さくて、どこに行くのも一緒でした。
バイクにだって一緒にブーン!です。

電車に乗る時、バッグに入れてるとよくぬいぐるみと間違えられます。

お風呂も一緒に入って(ハナは大きめの洗面器でぬるめのお湯です)その後、プロがブローをします。

ボクと寝食を共にしてこの店を開くときお店の名前を
「hair Hana(ヘアーハナ)」
にしました。
ハナは「よく寝る」子でした。
時にはお客さんの膝の上で、時には店の片隅で。
トイレに行きたくなったらムクッと起きてボクの足元に来ます。
ドアを開けてやるとひとりでトコトコ歩いて店の前にある電柱のところでオシッコして自分で戻ってきてまた寝ます。

そんなハナは15歳でボクとサヨナラしました。
「ハナへのラブレター♡」
ちょうど10年前のことでした。
ミヨちゃんはギリギリ、ハナに会えませんでした。
昨年末、ジャーナリストの堀潤さんがある人を紹介していました。
パペット作家の「オレンジパフェ(Toshiyuki Noma)」さんで、オリジナルのパペットを作って世界中の施設を回って子どもたちに夢と笑いを送り届けてる人です。
ちょうどクリスマスの時期にNomaさんにお願いしてハナのパペットを作ってもらうことになりました。
3月頃の予定だったんだけど、Nomaさんがどうしても納得できなくて、一度作ったパペットを捨てて一から作りなおしてくれたそうです。
そうして完成したハナのパペットをNomaさん本人がわざわざ持ってきてくれました。

「命が宿る」と言いますが、Nomaさんがボクに送ってきてくれた写真を見た時、理由もなく涙が溢れました。
「似てる」とかそういうレベルではなくてそこには紛れもない「ハナ」がいました。
よく、多くの人に
「ワンちゃんもう飼わないの?」
と聞かれるのですが、ボクは「犬が好き」とか「動物が好き」なのではなく「ハナが好き」なのです。
なのでこうやってまたハナに会えることはボクにとってかけがえの無いことなのです。
まだまだNomaさんのように上手にハナを動かすことができませんが、これから練習して頑張ります。
どうぞ、ハナに会いに来てください。
最後に、
ハナに再び会わせてくれたNomaさん、本当にありがとうございます。「気に入る」とかのレベルではなく、本当に感謝してます。
Nomaさんに出会えて良かったです。
ハナとの思い出が色褪せること無く蘇りました。
Nomaさんへのお仕事の依頼、ご相談はFacebookページまで。