美容師にかぎらず「技術」の仕事は何でもそうですが、先生や先輩に教えてもらいます。(独学もありますね)
習い始めは「0」からのスタートなので何もできません。
それが、道具の使い方、フォーム、手順、コツ、多くの先人達の知恵と工夫を学ぶので、メチャメチャ上達したような気持ちになります。
以前、お話したように、RPGゲームの「ドラクエ」みたいにスライムをバシバシやっつけて、「適度に成長」して、今まで使えなかった魔法が使えたり、新しい武器が使えるようになって
「お、すげえじゃん!オレ」
ってちょっと「出るような気分」になったりします。
それがある程度やっていると必ずと言っていいほど成長が止まります。そこに「第一の壁」が立ちはだかります。
でも、なんとなく出来ていて、当然、素人がやるよりの上手にできるので
「これでいいじゃん」
て思ったりします。まあ「量産型の安売りの技術」ならそれでもいいかも知れません。
でも、それでは「価値競争」には勝てないどころか比較もされません。
壁の先にいる先輩が
「これじゃあ、ダメだね」
とダメ出しをします。
「なにがダメなんだ?」
と思ってしまうんだけど、実際に先輩にやってもらうと明らかに違いがわかります。
第一の壁を超えると実はその先にもっと長い道があるのが見えます。ゴールだと思っていた第一の壁は実はドラクエで言う「村の中」でしかなかったのです。
壁の向こうを後進に見せてあげるのも僕たち先輩の勤めだと思います。
彼らが第二の壁、第三の壁、そしてももっとその先の新しい技術に挑むために、僕たちも立ち止まること無く新しい壁を乗り越える努力が必要だと思います。
さて、今日はどんな新しい発見があるのかな?
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