小さいながらも「経営者」でいるってことはけっこう大変で、起こりうる全てのことの責任が自分にかかってきます。
そして、アルバイトであろうが、誰かと一緒にやると「BOSS」になるわけです。
最近ではアウトソーシング(外注)という手段もあるけど、そうでない限り、教育したり育てたりしなくちゃいけません。
僕が一番気をつけていることは「お山の大将にならない」ってことです。
当然、スタッフの中の誰よりもキャリアがあって、知識も経験も豊富で、最終的な判断をするのは自分なのですが、それでも「周りの意見や考えを聞く」ということはとても大切で、自分と違う性別、年齢、環境で生きている人の「感覚」を取り入れることはとても勉強になります。
「トモさんの店だから、トモさんがしたいようにすればいいんじゃないですか」
なんて言われたら最低だと思っています。(あ、でも、説明できない自分の直感は大切にしています)
昔なら有無を言わせない「ワンマン経営」も良かったり、そういうタイプの経営者を「頼もしい」と言われた時代もあったかもしれません。
よく、経営や政治家のひとたちが自分たちを戦国武将に例えたりすることがありますが、確かに見習う点はあるとは思いますが、今やこれからのリーダーシップの取り方としては少しずれてる気がします。
よく「ライバル店に負けるな!」と競争を煽ることがありますが、僕はHanaを作ってから一度も他の美容室を意識したことはありません。
「あそこはカラーを平日半額にしてるから、うちも負けじと割引しよう!」とか、「今、これが売れてるからうちも乗り遅れないようにしなければ!」などと思ったことは一度もありません。
マーケッティングやコンサルタントの類のお世話になったこともありません。
大切なことは全てお客さんとスタッフが教えてくれます。
お客さんの話をよく聞いていると、何を必要としてるかわかります。
スタッフの話をよく聞いていると、経営者としての課題がよくわかります。
「経営者」と言えるほど立派な業績も記録も残してはいませんが、ミヨちゃん、ミサキくん、アヤコ、そしてお客さんにいろいろ教わりながら僕も成長させてもらっています。
どうぞ、これからも色々教えてやってくださいね。
そして、いつか、僕の「リサイタル」で、恩返しができるよう、頑張ります!(笑)

#恵比寿 #美容室 #美容院 #ヘアーハナ
#シャンプー #気持ちいい
#中西トモミチ