「野球チームを作りた〜い!」
と思います。
当然、ひとりではできませんね。
だから
「ねえねえ、野球チームを作りたいんだけど一緒にやらない?」
と声をかけて
「いいね〜」
と言う人が9人集まると、野球チームが出来ます。
また、
「わたしはやらないけど、野球やりたいって人知ってるから紹介するね〜」
と言う人が9人いても作れます。
あなたが「あんパン」が大好物だとします。
好きなもんだからついつい買いすぎて食べられなかったとします。
大好きなものなので捨てるのももったいないと思います。そんなとき、
「あ〜お腹空いた〜!」
「パン食いてぇ〜!」
「あんパン食いてぇ〜〜!」
「・・・・・・。」
と言う人が4人、目の前にいます。容姿とか普段の関係性とか関係なしに考えて、誰にあげますか?
「僕の顔をお食べ♡」
「野球チーム」はひとりでは作れません。
どれだけ野球が好きでもひとりではキャッチボールもできません。
でも、「野球チームを作りたい!」と言っていれば、いつかは作れる可能性はあります。
あんパンは自分の大好物で、できれば自分で食べたいけど、食べられないから「どうせなら確実に喜んでくれる人」に食べてもらいたいと思います。
だから、概ね、変態で無い限り「あんパン食いてぇ〜」という人にあげます。
でも、本当は「・・・・・・。」の人は心のなかで、「君が買ってきた、そのお店のあんパン、お金払ってもいいから僕にちょうだい!」と「思って」たりします。
なにが言いたいかと言うと、
「言葉に出さないと伝わらない」
ってことです。
世の中、「やりたいこと」、「叶えたいこと」、「夢」といろいろありますが、「自分でできる事」と言うと、せいぜい「早く走る」とか「貯めたお金で何かを買う」とかその程度しかできません。
でも、自分以外の人に「協力」してもらえると、自分の力だけでは「とうてい無理」なことが出来たりします。
僕自身も、これまで生きてきて、多くの人に助けてもらえたからこそ、こうやっていられています。
多分、ひとりだと野垂れ死にしてたかもしれません。
「◯◯だったらいいなぁ〜〜・・・」
と頭のなかでどれだけ考えても、他の人には自分の頭の中なんて見えません。
野球チームを作りたいのも、あんパンを食べたいのも、黙っていただけではわかりません。
TwitterやFacebook、ブログに書いても、そこまで人は他人に興味がありません。
面と向かって話しかけて、初めてその人の言葉が入ってきます。
自分にはとても手が届かない大変なことでも、人によっては「ついで」でできることもあります。
ポイントは
・会って話す
・はっきり具体的に
・思いの強さを伝える
・強要しない
これだけです。
「わがまま」と捉えられやすいのですが、強要しない限りそれは「願い」や「思い」であって、あくまでも「選択権」は相手にあるので、わがままではありません。
そして、自分のできる無理ない範囲でいいですから、「気持ちを込めて、ありがとうと、お礼」をする。
このキャッチボールが続くと、お互い大きくなって、野球チームだろうが、あんパンだろうが、簡単にできちゃうんですよね。
田舎から出てきた僕が、
何の後ろ盾もなく、
大した貯金もなく、
恵比寿に美容室をオープンさせて、
13年間も潰れずにやれてるのは、全て、お客さんはじめ、周りの人に助けてもらったからです。
「世界征服したぁ〜〜い!」
と言ってると、もしかしたら
「オレも〜〜」
って人が現れるかもよ。
おしまい
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#中西トモミチ