僕はさしたるイケメンという部類でもなく、どれだけ頑張っても最後は「3の路線」に行ってしまうタイプですが、唯一背が高かったおかげで、
・満員電車の中で息苦しくない
・人混みに紛れない
・高いところに手が届く
・長身の女性に物おじしない
という恩恵を受けることができたので、僕を産んでくれた母親に感謝しています。
そんな母親も62歳の若さで「横行結腸がん」から胃を全摘手術し、他界してしまいました。
もっと早く見つけていれば、もう少し親孝行できたかも知れません。
僕の父と母は広島で原子爆弾投下によって「被曝」していて、俗にいう「被爆者」になります。
父が65歳、母が62歳で癌による他界となると、被曝と癌の因果関係も無いとは言い切れないような気がします。(ちなみに、中西家で癌になったのは被曝した母と母と一緒に当時爆心地近くを歩いていた祖母だけです)
そんなわけで、僕は「被爆者の子ども」という認定を受けています。これは被爆者のように医療費が無料になるというものではなく、毎年の検査が無料でできるというものです。
40歳以上になると各区で「誕生日検診」が出来るようになりますが、あれに血液検査とかがプラスされたような感じです。
先日、検査を受けたら、「今年もノープロブレム」と思いきや
「検便を採った2つのうちの1つに血便がありました。多分、心配ないと思いますが。もし、心配なら内視鏡の検査をやってみますか?」
と聞かれ、やったことのある友人にも相談したら「一度くらいはやった方がいい」とのことで、やることにしました。
前日のお昼から渡されたレトルトの食事を取り、夜には下剤を飲みます。
おかげで、夜中に「ウ◯コ」で起きました。
朝9時に病院に行って「2Lの下剤」を渡されます。
「これを1時間でゆっくり飲んでくださいね〜。」
と可愛い看護婦さんに笑顔で言われると、
「下剤、ボトルキープでおねがいします!」
と思わず言ってしまいそうになります。(言わねえよ)
1Lくらいから、お腹がゴロゴロしてきます。
下剤はスポーツドリンクみたいな味がついていて飲みやすいのですが、さすがに2Lというと、飽きてきます。
4分の3くらいで、ほぼ「水状態」で、勢いもすごくて、まるでフライボードのように飛び上がりそうです。
出したものに固形物が無いかどうか看護婦さんに見てもらいます。
噴出して、呼び出しボタンを押すと看護婦さんが来てくれます。
「どうです?」
「うん、いいですね〜〜。」
あからさまに排泄物を他人に見せたのも、褒められたのも生まれて初めてです。でも、男の子は褒められるのが大好きですから、例外なく、僕もちょっと嬉しかったです。
それからしばらく休んで、いよいよ検査が始まります。
「女医さんでありませんように・・・若い看護師さんじゃありませんように・・・」
心のなかで祈りました。
はい、見事に女医さんと看護師さん2人のタッグでした。(チーン♪)
紐を引っ張ればお知りの部分が開くパンツを履いてベッドに横になります。
「はい、こちらにもう少し、おしりを突き出してくださ〜〜い♡」
言われるがままです。
最初にお尻にローションをヌリヌリされて、
「はい、いきますよ〜〜」
思ったほど痛くもないし、感覚もありません。
よく、テレビで芸人さんが「うわぁ〜〜!!」みたいな顔をするのはテレビ的なリアクションなんですね。
カメラは腸の一番奥まで行ってそこから引き返しながらチェックしていきます。
もちろん、自分の腸の中を見るのは初めてで、意外とピンクでキレイでした。さすがに空っぽにしただけはあります。
わずか30分でしゅ〜〜りょぉ〜〜〜。
とくにこれといった傷もポリープも見つかりませんでした。
後は投与した薬が切れるまで1時間位ベッドに横になります。
看護師さんが
「お通じもそうでしたけど、ビックリするくらいスムーズでしたね〜。」
と褒めてくれました。普通はなかなかキレイにならず、浣腸する人がいたり、検査も入り組んでいて最後のところまで辿り着くまでに1時間かかる人もいるそうです。
「いい腸してました?」
と聞くと
「いい腸してました♡」
と看護師さんが褒めてくれました。
いい腸に産んでくれた母にまたまた感謝です。
小さなポリープであれば、内視鏡で見つけたその場で切除できるそうです。
癌は早期発見早期治療が一番です。
身体がなんらかのサインを出したら、どうぞ迷うこと無く検査してみてくださいね。P.S
費用は病院によってまちまちで、僕は検査だけだったので¥5300ですみました。ポリープがあって切除した場合はプラス1万円くらいだそうです。ご参考まで
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