僕が上京して始めて働いた場所が銀座。
銀座5丁目の三愛の角から3つ目のビルの上にある美容室だった。
当時、故郷広島ではファストフードは「おしゃれな食べ物」だった。
初出勤の日、早めに来すぎて隣のビルに入っていた「森永ラブ」に入って「フィッシュバーガーとコーヒーのセット」を食べながら
「おお!東京の中心でおしゃれなもん食ってるオレ、すげえ!」
となんかいきなり都会のど真ん中に放り込まれた田舎もんはそう思いました。
高級デパートから路地裏のBarまで、隅から隅まで粋な街で大好きだった。
外国人相手の店と言えば有楽町のガード下の変な浴衣や着物や忍者の衣装とか売ってる店くらい。
それが、今、大通りの店はほとんどが外国人に尻尾を振ってゲスい店になってる。
生き残るため?違うだろ?賃金下がってしけた日本人よりコストコでトイレットペーパーまとめ買いしてるように高級品を爆買いしてくれる外国人の方が儲かるからだろ?
「高級」、「一流」という言葉にあぐらをかいて、敷居をどんどん上げるから誰も寄り付かなくなるのは、どこかの親子喧嘩してた家具屋を見てればよくわかる。
見てみろよ、バブルの時にパリのエルメスに行列してあの派手なスカーフを何本も巻いてパリジェンヌたちに鼻で笑われてた日本人がまだ並んでるか?
早く気付けよ。誰がこの街を大きくしたのか。
いろんな街が憧れて商店街に「〇〇銀座」ってつけたのを。
目の前の大きな饅頭は食べたらお腹いっぱいになるだろうけど、毒入りかもしれないぞ。
「一流な動物」なんていない。
「一流」って言葉がつくのは人間だけなんだ。
だから人間には尻尾がない。
一流な人間が作った銀座は尻尾を振っちゃいけないんだよ。
でも、脳みそや知恵のずっしり入った重い頭はしっかり下げないと。
あの粋を見せてくれよ。
恵比寿は頑張ってるぞ!
香港みたいになっちゃうぞ。
ロイター :「爆買い」が背向ける香港、店舗閉鎖相次ぐhttp://goo.gl/Y86c8y#恵比寿 #美容院 #美容室 #ヘアーハナ
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