よく、「複雑な家庭環境」という言葉を耳にします。
とかく、少年犯罪やら、事件があると、その子供の家庭環境が注目されて、母子家庭だったり、両親がいなかったりすると「複雑な家庭環境」という言葉が使われます。
母子家庭の子供が悪さをしたり、問題を起こすと
「お母さんが働きに出てて、放っとき放しだからなのね〜。」
とか言われたりします。
じゃあ、両親が揃ってる子供が悪さをしないかと言うと、そうでもないと思います。
父親が毎日仕事で遅くなって、子育ては全部母親任せだったり、愛人作って家にほとんど帰らない家庭とかは母子家庭みたいなもんで、さらに、いるはずの父親が帰ってこないんだから、そっちの方が複雑なんじゃないでしょうか。
僕自身、5歳の時に両親が離婚し、母親に育てられましたが、金銭的に苦しかっただけで、物心ついたときからいないので、それが自分の家庭なので、複雑どころか至ってシンプルです。
むしろ、離婚はしないけど、両親が仲が悪く、毎日ケンカしたり、口もきかなかったりして、間に挟まれた子供が両方にいい顔して気遣ってる方が心理的に複雑だったりします。
生活様式や時間、遊び、勉強、グローバル化すれば国際結婚もあったり、先ごろ、渋谷区では同性愛者も同性婚の証明書を発行するようになりました。
表札の数だけ家庭があり、それぞれの家庭に「事情」があって、その中で幸せに向かって子供は生きています。
昔のように多数が少数を異端視するのはナンセンスだと思います。
その多数の中にもマイノリティな問題が必ずあるからです。
中国やロシアのような社会主義国であっても御存知の通り貧富の差があり、生活様式も違うのに、資本主義の日本で価値観を合わせようとすること自体が無理なことではないでしょうか。
ちなみに、あの「ウルトラ兄弟」ですら、実は強大なのは二人だけで、後はただの「親族」だそうです。
むしろ、これからは、複雑なくらいな環境や状況に上手に対応していく力量が問われる時代になるのかな〜と僕は思います。
「ウルトラ兄弟めっちゃ複雑な家庭環境だった・・・実際に兄弟なのは2人だけ・・・」
http://toshidensetu.info/archives/1373
おしまい#恵比寿 #美容室 #美容院 #ヘアーハナ
#中西トモミチ