2週に1度の割合で「築地」に行っています。
主に「野菜」を買いに行きます。
「築地で野菜?」と思われるかもしれませんが、築地には「魚河岸」だけでなく「やっちゃ場(青物市場」もあるからです。
産地も選べるし、トマトひとつ取ってみても、スーパーのトマトと比べて味が段違い平行棒に美味しい!
スーパーで同じ味のトマトを買おうと思うと、軽く倍以上のお値段がします。
築地のいいところは、商売が「Win&Win」なところ。
例えば、いつも野菜を買ってる「内野商店」は狭い店内に押しこむように野菜と果物がおいてあり、左右に人一人通れるくらいの通路があって、土曜日は一般のお客さんも多く、知らずに通路をウロウロしてると、
「そこ!邪魔だよ!早く出て!」
と怒られ、おっちゃんが計算してるときに
「あ、あと、あれも〜〜・・」
とかやってると
「なに!?え?決まってから言ってくれる?」
とこれまた怒られます。
常連さんとかは、先ず、店先から一歩引いて、
「今日はあれとあれ。」
と決めておいてから、通路に入って手早くカゴに入れて、また店先に戻り、もうひとつの通路も同じように素早く入ってかごに入れ、おっちゃんに「はい、これ」と見せておっちゃんがこれも手早く「暗算」してお金払って終了。あっという間です。
それぞれの店にそれぞれの「ルール」があります。
キロ単位だから安いのに「そんなに食べないから2匹にして!」は通用しません。
お客は自分だけではないので、他のお客さんにも配慮しなきゃいけません。
ぶつかったら「ゴメンよ!」「あ、どーも」でおしまい。
大手のスーパーやデパートみたいに「お客様は神様です」ではありません。
だからといって「店主が神様」でもありません。
「面倒くさい」
そう思う人はネットスーパーがあります。
余計な気も使わず、ポチるだけで買えますから。
嫌な思いをしたと思えば「カスタマーセンター」に電話入れて罵倒し罵ってください。専門のスタッフがマニュアル通り対処して処理してくれます。その費用も値段に含まれてますから。
そして、値切るだけ値切って文句言うだけ言って
「勝った!」
と勝ち誇ってください。
間もなく商品と虚しさが届きますから。
築地でそれやると
「あ、じゃ、買わなくていい」
でおしまい。
そんな感じですから築地には「媚びる店」はほとんどありません。
あるとすればチェーン店の寿司屋とか観光客相手の店くらいです。
小さな商店での買い物の終わりは必ずお互いの「ありがとう」で終わります。
「来てくれてありがとう」
「いい買い物が出来ました。ありがとう」
これが本当のWin&Winの関係かもしれませんね。
恵比寿 美容室 ヘアーハナ
中西トモミチ