僕のサロンHanaの近くに「白金」がある。皆さんも知ってるとおり「地名」である。ここは比較的お金持ちの人が多く住んでいる。しかし、そんな街は都内にいくらでもある。「松濤」なんかは、渋谷の裏にある「すんごい高級住宅地」だし、住んでる人も大物芸能人始め、政治家、財界人の家もたくさんある。
最近、当たり前のように聞く言葉「シロガネーゼ」。白金に住む主婦のライフスタイルを総称してこう呼んでるそうだが、
「なぜ白金?」というと、ここに住んでる「金持ち(?)」は、比較的若い世代が多く、それに伴い、奥さん連中も30代もけっこういて、その人たちの「ゴージャスかつシンプルでファッショナブルなライフスタイル」が、今、20代の女性が関心を抱いてるものなようだ。
「由緒正しきお家柄」とかだと、いくら頑張ったって親やご先祖様まで帰ることは出来ないけど、「シロガネーゼ」であれば、ひょっとして、結婚相手がよければなれる可能性があるかも?みたいな「可能性」がそうさせてるのか。
ただ、この「シロガネーゼ」なる人種(?)、「白金に住んでる、ちょっと金持ちで、おしゃれな若奥さん」であれば、「白金に住んでる」というのが第一条件になるはず。
その人たちが着てるであろうファッションをまねて「今日からあなたもシロガネーゼ!」というのは、サリー(インドの民族衣装)を着せて「今日からあなたもインド人!」というのと変わらないような気もするが・・・
まだ、不動産の広告に「白金に新しい空間!ゆとりの4LDK!高級マンション分譲開始!『今日からあなたもシロガネーゼ』!」の方が納得がいく。
ちなみに白金は「しろかね」であって「しろがね」ではない。「とうきょう」を「とうぎょう」と言ってるようなもんだ。また、近くにある「白金台」は、道を挟んだだけで、まったく違う扱いを受けている。
先日面白いものを目にした。ファッション誌の表紙の見出しで、「アシヤレーヌ北上中!東京も認めたそのゴージャスファッション!」なるものがあった。
「アシヤレーヌ」・・・もしかして、神戸の芦屋のこと?これを見るからには、芦屋に住んでる人たちが、ぞろぞろと、東海道あたりを北上して歩いて押し寄せてきているように感じる。
それはそれで僕的にはけっこういけてるが、「東京が認めた!」というのは、都庁で石原都知事が会見して「アシヤレーヌ北上中!自衛隊はすみやかに発砲準備!」とか言ったのだろうか?それとも、「東京」という名前の人がいて、その人一個人が認めたのだろうか?
それにしても「ネーゼ」や「レーヌ」って、どういう意味なんだ?知ってる人がいたら教えてください。(マジで)
僕は恵比寿に住んでるから差詰め「エビスレーヌ」か?ん?なんかカタカナで書いたらなんかお洒落っぽいぞぉ!よし!決めたっ!今日から僕は「恵比寿レーヌ」だっ!って漢字じゃダメだって! 「エ・ビ・ス・レー・ヌっ!」
「そりゃネーゼ!」・・・・・お後がよろしいようで・・・チャカチャンチャンチャンチャァ〜〜ン・・・・
【追記】
ちなみに「シロガネーゼ」は
ミラネーゼ(Milanese=ミラノっ子)を文字って作られた。
光文社の女性誌「VERY」が最初に使い始めた。