「オレ、子供好きなんだよね〜」
などと口が裂けても言わんぞ。どっちかと言うと嫌い、。特に最近の子供は。
なのに、子供が寄ってくる。お客さんの子供、近所の子供、ゾンビのようにからんでくる。
僕は子供に対して「大人」として接することが出来ない。ちょっとしたゲームをやっても負けるのがイヤだ。マジで勝つまでやる。
悪さをすれば、例えお客さんの子供でも怒る。
子供の無責任な「なんでぇ〜?」という自分で考えず投げ捨てジャーマンのような質問に
「え?そ・・それは・・」
と、言葉が詰まるのが許せない。
例えそれが理不尽で荒唐無稽な答えで、
「私、ついこの前まで男の人って逆立ちしておしっこするもんだって思ってたの。」
と、その子が大人になるまで間違った知識で成長しようが知ったこっちゃない。誰かに直してもらってくれ。
Hanaに4年生と5年生の女の子が来て、ひとりはカット、一人はパーマをかけた。
5年生の女の子に聞いた。
「大人になったら何になりたい?」
「え?・・・ないしょ・・。」
「ないしょ」って言う場合、たいがいビジョンがない。しかし、僕は根っからのSなのと、好奇心旺盛なのでさらに突っ込んで聞く。
「じゃあ一番したいことは?」
「のんびりしたい。」
即答で返ってきた。さらに「どういうこと?」と聞くと
「いっぱい寝たい。もっと時間が欲しい。」
彼女はスケートを習っている。それも選手クラスでかなりハードな練習をしているそうだ。
「朝練」の時は5時起床。練習が終わったら学校。そして帰ったら練習。練習がない日は塾。そして家に帰って宿題。
そして、話すことも意外としっかりしてるのだ。
「ハナちゃん兄ちゃん、(よくこう呼ばれる)彼女出来た?早く作らないと結婚できないよ!」
と10才の子供にやりこめられる。
「友達紹介しろよ!」
とはさすがに言えない。
今の子供は僕たちが思ってる以上に大人であり、しっかりしている。
「挫折」や「壁」というものに無縁なだけに、怖いモノ知らず。
情報にとらわれないので意外とするどい。
大人はいろんな悩みを経験豊富な大人に相談するけど、経験の範囲でしか判断できないけど先入観なしで感覚的に判断する子供の意見を聞くのもいいかもしれないね。
〜23分間の奇跡」〜
ジェームズ・クラベル:著 青島幸夫:訳
「みなさん、おはよう。
わたしが、きょうからみんなの先生ですよ」
ある小学校のクラスの朝のホームルームの23分間のお話。
じっくり読んだとしても本のタイトルと同じ23分間くらいで読むことが出来る。
しかし、読み終わったときあなたは愕然とするでしょう。
そして、教育の大切さ、大人のあり方を考え直すでしょう。
23分間の間に子供たちに起こったこととは?