美容師という「ほぼ女性相手」(Hanaはけっこう男性のお客様も多い方だけど)の仕事をしていて、つくづく感じるのは、「女性と男性の思考の違い」。
究極を言えば「永遠にわかり合う事なんて出来ない」のかも知れません。
昔、「男性脳と女性脳」ってのがありましたが、科学的にだって違いが証明されてるわけですから、感覚や情緒的な事など最早証明するまでもなかったりします。
とかく男性はロジカル(論理的)な思考ですから、良く言えば「筋が通ってる」、悪く言えば「理屈っぽい(屁理屈もある)」となりがちです。
逆に女性は情緒的ですから、よく「女子トーク」と言われるテーマがあってないような会話で、突然、話しのテーマが変わったり、「結論が無い」状態で話しが終わる場合があります。
ましてや生まれた場所や時間、過ごしてきた環境が違うわけですから、もしかしたら「わかり合う」というのは100に近いパーセンテージで「無理」なのかも知れませんね。
特に男性は「認められる」のが大好きです。だから「誉められる」と喜びます。
逆に「否定される」と極端な拒絶反応が出ます。いきなり理論武装し、自分を「理屈の壁」で固めて守ります。
さらに、「攻撃」してきた相手を全力で「否定」し始めます。そうなると「不毛」な戦いが続きます。
男性同士だと「勝ち負け」が着くまで戦ったりしますが、女性はそこんとこは上手に流します。
「はいはい、わかりました。ごめんなさい。はい。」
この場合の女性の「わかりました。」は直訳すると「めんどくさいから、はい、おしまい」となります。
男性は、そのまま「日本語読み」して「やっとわかったか、ふん。」と論破したことに得意気になります。
でも、わかり合うことが出来ずに対立ばかりしてると「お別れ」するしかなくなるので、一緒にいる場合は
「自分はそうじゃないけど、この人はこれがいいんだなあ」
と思わなければいけません。
「認める」ってことです。
それが出来ない人は永遠にひとりぼっちです。
ひとりぼっちは淋しいです。
多くの人に囲まれてると時折、「ひとりになりた〜〜い!」と思うことがありますが、ずっとひとりだと、やはり淋しいです。
物理的に側にいなくても、「わかり合える人いる」ってだけで心強くなります。
男は基本、子どもでわがままですから、基本、女性が折れることが多いみたいです。
「女のワガママ」に男は振り回されますが、実は多くの女性がワガママを「聞いてもらうだけ」でもとりあえず嬉しかったりします。
それを男は頑張って叶えようとして無理をして、いよいよ出来なくなったらぶち切れてしまいます。これでは元も子もないですね。
まあ、男性も、女性も「素直になる」ことが一番なのかも知れません。
言葉に出さずして「解って欲しい」は相手が超能力者でも無い限りネコに「犬語で喋れ」というくらい無理です。
なるべく素直に、自分のわがままを伝え、受け取る方も無理をせず、断られたら笑顔で「聞いてくれてありがとね♡」というくらいが、ちょうどいい幸せなのかも知れませんね。
【Michael Bublé - Put your head on my shoulder】
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今日の曲はMichael Bublé(マイケル・ブーブレ)の「Put your head on my shoulder」。
この曲は元々のPaul Anka(ポール・アンカ)曲です。
ブーブレはカナダのビッグバンド歌手で、とても優しい歌声です。
この曲はタイトル通り「君の頭を、僕の肩に乗せておくれ」から始まり、男の恋人に対する刹那的に愛情を求める様を歌った曲です。
恋はゲームだと 人々は言う
勝てないゲームだと
もしも どこかに 恋の方法があるなら
いつの日か 僕は 見つけるさ
そして 恋に もてあそばれる
君の頭を 僕の肩にのせておくれ
この耳にささやいておくれ ベイビー
僕の聞きたい 言葉を
言っておくれ 君も僕を愛していると 言っておくれ
まあ、ここまでお願いすれば、肩に頭くらいのっけてくれるでしょう。
それもダメなら諦めて、恋人が「頭を乗せたくなる人」に頑張ってなるしかないですね。
ポール・アンカバージョンもお楽しみ下さい。
【Paul Anka - Put Your Head On My Shoulder】
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