先日、小学生の女の子と話しをしてたら、
その子はバレーを習ってるそうです。
「そっかぁ〜、バレー好きなんだね。」
と言うと
「きらぁ〜い!」
と帰って来た。
「?????」
な出来事でした。
「じゃあ、なんで始めたのか?」と尋ねると「友達がやってたから」。
いかにも"小学生らしい"回答ですね。
「じゃあ、なんで嫌なのに続けてんの?」と尋ねると「・・・・・。」
どうやら「答えは無い」らしい。
"習い事"をやってる子どもはたくさんいます。
お母さんが仕事をしてたり、「いろいろ」忙しいのでしょう。
小学校は意外と早く終わります。
習い事に行かせてる間にお買い物やご飯の支度や、自分の好きなことが出来ます。
「しばらくの間預かってくれる場所」としても習い事はお母さんにとっていい役目をしています。
子どもが習い事を始めるきっかけは
・友達がやってるから
・親にすすめられた
がほとんどで、「自発的に習いたい」というのはほぼゼロだと僕は思います。
子どもはそれを「やりたい」のであって、「習いたい」という概念は無いからです。
中には塾も含め週のうち、ほとんどが習い事で埋め尽くされて、中には日曜までもやってる子がいます。
「芸達者」にしてサーカスにでも入れるのでしょうか?
誰でも経験はあるからわかるでしょうが、外から見ると、「楽しそう」でも、意外と始めてみると面白くなかったり、一緒に始めた友達ほど上手に出来なかったり、その中にいじめっ子がいたりして、「やめたくなる」ことがあります。
一見「わがまま」に見えます。
お母さんにしてみれば「せっかく始めて月謝も払ったのに、もったいな〜い!」と思います。
しかし、どうでしょう?
好きでもないことを「もったいないから」の理由で続けさせることは果たして意味があるのでしょうか?
好きでもない。やりたくない。当然上達しないことをそのまま続けることの方が僕はもったいないと思います。
教えて下さる先生にも失礼ですし、一緒に習ってる子供たちもいい迷惑です。
子どもが「やめたい」を言わないのは、お母さんに「悪い」と思う気持ちと「やめたい」と言うと怒られるかも知れないから「言えない」だけです。
子どもの習い事は「集中してやらせる」ことだと思います。
あれこれといろんな習い事と併用してやってると子どもの頭は混乱します。
昨日は英語で「ディスイズアペン!」とやってたのに、今日は「これはペンです!」とやってると頭の中はとっちらかってしまいます。
それに集中力が無くなるので続きません。
そしてなによりも上達しません。
たいていのことは「ある程度の所まで」は出来るようになります。
当然お金を払って教えてもらうからです。
一生懸命やっているのにひとつも上達しないようなら先生に問題があるのかもしれませんね。
ある程度の所まで来たらちゃ〜んと「壁」が待っています。
そこを乗り越えるかどうかで「続ける」かをジャッジするといいでしょう。
僕は子どもには「なんでも楽しんでやる」ことをオススメします。
すなわち「やりたくないことはしないでいい」と思っています。
それが許されるのが子どもだからです。
そうすれば「新しくチャレンジ」することを恐れなくなり、
いつか「好き」に出逢うことが出来るかも知れません。
もちろん、経済的な負担もありますから、無理しない程度で。
一番いいのはお互い下手でもいいから「親と一緒にやる」のがいいと思うんですが、みなさんどうですか?