先日、夕方に一本の電話が鳴った。
たまたま僕が取ったので
「はい、ヘアーHana、中西です。」
すると、電話口から明るく元気な声で
「あ、中西さん?お久しぶりです〜〜!覚えてますか?」
その女性は、僕が18年前、渋谷の東急本店に入ってる美容室で、髪の毛を担当させてもらっていた人でした。
とてもよくして頂いていて、当時、僕はハナって名前のポメラニアンを飼っていて、さらに兄弟のサクラや母親のラッキーとかもいて、旅行に行くとき、まとめで預かってもらってました。
その時、彼女のお母さんにもよくして頂いて、ホントお世話になりました。
僕が六本木に転勤になって、その後、日比谷に行ったんだけど、申し送りが悪くて連絡が取れなくなってそれから、お互い音信不通でした。
「私、犬が好きで、「犬へのラブレター」っていうのがやってて、それ見たら「え?ハナちゃん?え?中西さん?」ってビックリして、電話しちゃいました〜。」
彼女は結婚して、世田谷に引っ越して、子宝にも恵まれて幸せに暮らしているそうです。
それでも、この18年間、「いろんなこと」があったそうです。
もちろん、幸せたっぷりですが、いろんなトラブルや悲しい出来事もあったそうです。
もちろん、僕だって、このエントリーを見て下さってるみなさんにだっていろいろあったと思います。
当時は、携帯電話もなく、もちろん、パソコンだって有りませんでした。
だから、今、こうして、インターネットでブログを書いたり、買い物や調べ物をしたりしてることがまるで夢のようです。
時間とはかくも、想像を絶するくらい力を持ったものなんだと思いました。
わずか数年前の女性誌には
「結婚するなら外資系!!」
とかデカデカと書いてあったのが、今の一番人気が"公務員"と、もう手のひら返しまくりです。
今、若い人の就職希望先が市役所とか区役所だそうで、
それでも数年はだ〜れも言わなくなるんでしょうねえ。
18年間、いろんなことがありました。
今も、いろんなことがおきてます。
そして、これからもいろんなことがあるでしょう。
今やってることが正しいかあどうかは、もっと時間が経ってみないとわかりません。
子供達が、外で遊びもせずに 日曜日や夜遅くまで塾に通っていることが解るのもちょうど18年後くらいかも知れません。
もしかしたら、永遠に答えなど出てこないのかも知れません。
人生が終わる瞬間に気づくのかも知れません。
だけど、情報や、他人の価値観やコンセンサスや時代の流れに任せず、自分で考えて、自分で決めた事の方が、結果はどうあれ"後悔しない"ような気がします。
歳を取って大人になった僕が望むのは、ただ、ただ、僕に関わってくれてるみなさんが、健康で幸せでいて欲しい。と、星に願うのみです。
写真は当時、彼女の結婚式でお手伝いして、僕です。
「痩せてんな〜〜〜!オレ」「