以前、数人のお客さんに
「どんなタイプの男性と結婚したい?」
って聞くと
「"俺に付いてこい!"って言ってくれる人!」
と話して貰ったことがあります。
今ではあまり耳にしないのは、そんな男子はもはや奇跡に近い幻想で、希少種や天然記念物で東京でイリオモテヤマネコに遭遇するくらいの確率でいないと思っているからでしょうか。
確かに、今の政治を見ていても、日本の総理大臣ですらリーダーシップが取れて無くて、防衛大臣に至っては"お飾り"を飛び越してなんか以前あった大阪の「船場吉兆」の"操り人形"を彷彿させてしまう。
今の政治家に
「俺に付いてこい!」
などと言われて付いていったら、とんでもない代償を払わせられそうな気がしてならない。
そんなもんだから、大手の企業に勤めていても、倒産やリストラの不安と隣り合わせて、
東京なんて、「大地震が来る!」とか言われちゃってるもんだから、住んでるところもイマイチ不安。
今でさえ老人ホームは空き待ちの大行列。自分の時は山にでも捨てて貰おうかとか。
そんな不安定な世の中にいて
「俺についてこい!」
と言える人は、よほどの「デキル人」か「夢想家」で、どちらも少数派。
「付いていきたい」女の子も、同じか、それ以上に不安を抱えています。
でも、よくよく考えてみると、10年前、今の状況を誰が想像できたでしょうか?
さらに20年前だと、自分が携帯電話を持って歩き、インターネットでフェイスブックやブログに書き込みとかしてることなど、夢にも思いませんでしたから。
そして、今、出逢ってるみなさんの顔も想像すらできませんでした。
だけど、もっと昔から変わらなかったのは
「幸せになりたい」
という漠然とした思いはいつの日も変わらず持ち続けていたと思います。
時には、それすら思えないほど最悪な状況や失敗をやらかして
「消えてしまいたい・・・」
と思うこともありますが、大旨、幸せに向かって歩いてきたと思います。
それは、「今日のお昼何食べようか?」という"小さな幸せ"であったり、
「大好きなあの人に思い切って告白する」という"大きな幸せ"だったり。
中にはネガティブ思考で、何に対しても"不幸"にベクトルが向いてる人もいるでしょうが、
そうでもなくて、"幸せに向かって"いる人は
「俺についてこい!」
でもいいんじゃないでしょうか?
「こうなる!」までは解らなくても「こうなるかもしれない」とか「こうなるようにしよう」くらいの中期的な目標を立てて
「一緒に頑張ろう!」
ていどの「ついてこい!」くらいでいいんじゃないでしょうか。
途中で軌道修正したり、出発点に戻ったりして
大事なのは、男の子がちょっとだけ"前を歩いて"あげること。
障害物があったら、どかしてあげたり、雨が降ってきたら先に濡れて傘になってあげたり、道が分かれてたら先に行って調べてきたり、犬に吠えられたら自分が気を引いてる間に女の子を通してあげたりと、
「ちょっとだけ先を歩く」ってこと。
ズンズン先に行って、付いていけないくらい遠いと振り返った時誰もいなくなるので「ちょっとだけ」が丁度いい気がします。
その一生懸命な後ろ姿を見て、時には背中を押して、時には絆創膏を貼ってあげて、時には優しい言葉を書けてあげるくらいがいいのかも。
とりあえず、みなさんのヘアーのことに関しては、僕に言わせて下さいね。
「俺について・・・・・来てね!」