「ただいま〜〜。」
「おかえりなさ〜〜い。」
家で待ってくれる人がいるってのはいいもんだ。
最近、嫁は忙しいながらも夕食を用意してくれている。
普段は介護の仕事をしていて、体力勝負なので、疲れているであろうに、頑張ってくれている。
感謝しなくちゃ。
「ごめんなさい。今日は、晩ご飯、“質素”でいいですか?」
と聞かれる。
「いいよ、いいよ。用意してくれるだけでもありがたいよ。」
その日のメニューはナムル(もやしをごま油とかで和えてるやつ)と、レンコンのごま和え。そして、ご飯に味噌汁。
まあ、昔の朝食のような感じ。
味噌汁はこだわっている。“本だし”とか使わず、ちゃんと煮干しで出汁を取って作っている。
「すいません、今日は疲れていて、帰ってきて寝ちゃってたんです。」
「いいよ、いいよ。夜は逆にこれくらいの方がカロリー抑えめで体にもいいからね。」
なんかおのろけをみなさんに聞いてもらってるみたいで、心苦しい。
ただ、ここで終わらないのがうちの嫁なのは、今までのエントリーを呼んでいただいてるみなさんなら解っていただけると思う。
僕が“質素”な料理でご飯を食べていると、隣で嫁が味噌汁だけ飲んでいる。
「ご飯食べないの?」
素朴な疑問が湧いて聞いてみた。
「あ、もう、私食べました。」
「え?そうなの?」
いつもは帰ってくるまで待ってくれるのだが、先に食べたとは珍しい。
ダイエットしなきゃとか言ってたから遅い時間は食べないようにしてるのか。
でも、味噌汁は僕が帰ってから作っていたので、
「じゃあ、ナムルとレンコンだけで食べたの?」
と聞くと、
「いえ、私はムラカミさん(お隣) んとこで、“マグロ丼”食べてきました♡」
「
????」
一瞬、何を言ってるのか解らなかった。
嫁が続ける、
「ムラカミさんはお隣だから私が帰ってくると解るんですって、それでもバタバタしてたら、元気だなと思うんですけど、今日みたいに疲れて帰ってきて静かだと心配して来てくれるんですよ。そして、『大丈夫?うちにご飯、食べにいらっしゃい。』って言ってくれるんで、言ってごちそうになっちゃいました。」
あっ、そう・・・・。
そして、昨日のエントリーの「
マグロ!ご期待下さい。」に至ったわけだ。
昨日は帰って、
「マグロ丼♪マグロ丼♪マッグッゥ〜〜ロっ!ドンッ!ドォ〜〜〜ン!!♪」
と楽しみにしていたが、嫁が、
「あ、私、いいですから。」
と言う。
(;゜〇゜)!!もしかして・・・・
「
今日は、天丼でしたぁ〜〜♡」
隣が嫁の実家と化してる。
よぉ〜〜し!負けるもんかぁ〜〜!今日は天丼!
と、思ったが、今日は嫁はミヨちゃんの家にお泊まりだった。
一人寂しく、質素にいくか・_・_・__・ _| ̄|○