先日、お客様の紹介でHANAスタッフみんなで映画を観に行ってきました。
東中野にある「ポレポレ」というオシャレな雰囲気の小さな映画館。
単館系のアンダーグラウンド且つコアな作品が常時上映されているようです。
今回観たのは「アイコンタクト」という映画。
「デフリンピック」 という、聴覚に障害を抱える人達が出場するスポーツの祭典があるのですが、その映画はそのデフリンピックに出場した女子サッカーの日本代表チームを追ったドキュメント映画でした。
当然のことながら、皆耳が聞こえなかったり、重度の難聴の方達なので、試合中は常にハンドサインやアイコンタクトで指示の出し合いをするそうなのですが、、、
いかんせんそんな緊張状態において意思の疎通が最初からはうまくいかなかったようで、練習を重ね、その都度時にはぶつかり合いながら、技術的にも精神的にも、チーム全体のレベルを上げてデフリンピック、(ワールドカップ)へと臨みます。
日本チームの命運やいかに、、、 というのが大まかな映画のあらすじです。
インタビューを通してみて、みんなあまり耳が聞こえない事にハンデを感じてないみたいで、(もちろん苦労も沢山あるけど)明るくて楽しそうに毎日を生きている姿が印象的でした。
デフリンピックは北京で行われて、その試合の模様が後半の主な内容でした。
女子サッカーの試合を初めて観たのですが、想像していたものより激しくて、ハンデがどうとか関係なく純然たる「闘い」そのものでした。
映画を観ている他のお客さんも試合の内容で劣勢になったり、得点されたりするとまるで今目の前で試合を観ているかのように悔しがっている人もいたりして、臨場感がありました 笑
最後の試合なんかは、彼女たちの試合中の状態を限りなくリアルに再現するため。という演出で、いっさい無音声の中で試合が進んでいきます。
あんなに胸が熱くなって、最高に集中して、でも世界一静かなサッカーの試合を観たのは生まれて初めての体験でした。
よくワールドカップなんかでワイワイ騒ぎながら観戦している人たちの光景がありますが、実はあれってそこまで試合自体には集中してないんじゃないの?って思ってしまうくらい。(もちろん純粋に一生懸命応援されている方もいます)
それぐらい「集中して」「見る」 彼女達の精神力の高さ、モチベーションの高さを僕も見習いたいなと、観た後そう考えさせられた映画でした。
ちなみに…HANAではMIYOちゃんがお腹空き過ぎてパワーダウンしてくると
僕とTOMOさんの間で「そろそろMIYOちゃんメシいかせなきゃな…」 という時や、
「MIYOちゃんまた言いまつがえてるで…」
という類のアイコンタクトはよく飛び交っています 笑 byスー