日曜の午前3時。
朝ではない、空には星が光り、通りには土曜の夜からお酒を飲んでふらつくきダンスを踊るように歩いている人もいる。
Hanaに4人の男集まった。
トモ、
スーさん、
俳優の高橋たくじ、
ウェブデザイナーの北出むねはる。
男達は無言で車の上に大きな板を載せ、
トランクルームに荷物をぶち込む。
そう、1年ぶりの「波乗り小僧」の復活!
携帯で波情報を見る。
当初行く予定だった千葉の九十九里は水温も低く波も強すぎる。
そんな波は波乗り小僧達には百戦錬磨の恋をくぐり抜けてきた熟女を前にした中学生のようなもの。
急遽進路を変えて神奈川県の吉浜に向かう。
東名高速を走り抜け、神奈川に入り、大井松田のICを下り、西湘バイパスに出る頃には朝日が昇っていた。
1車線の真鶴道路をゆっくり走りながら東の空を見ると炎のような赤い朝焼けが空と海を照らしていた。
車からボードを降ろしワックスをかける。
ココナッツの甘い香りが夏を感じさせてくれる。
海に飛び込む、
「ヒェェェエエエエエッ!!!」
「どぉわぁぁああああああっ!」
ちべたい。
波乗りをするとき、一番適しているのは高く緩やかな波。
この日の吉浜の波はダンパー(一気に崩れる波)。
沖に出るのにかなりの苦労。
そんな荒波も波乗り小僧なら大丈夫。
頑張って沖に出たりなんかしない。
速攻あきらめて波打ち際で「サーフィンごっこ」
それでもけっこう遊べるから面白いね。
最初は冷たかった海の水もだんだん温かく感じてくる
崩れた波の泡がサイダーみたいでキレイでしょ?
ひとしきり波に「遊んでもらって」時間は午前7時。
普段ならこれから一日が始まる時間。
心地いい疲労感とさっぱり感。
「山はパワーを与えてくれて、海はストレスを洗い流してくれる」
そんな言葉がぴったりな時間。
さて、次はいつ行こうかな?