人形町に「壽堂」(ことぶきどう)という老舗の和菓子屋さんがあります。
そこでは白いんげん豆に卵黄を混ぜ込んだ「黄金芋」という、焼き芋を模した小さな焼き菓子。が売ってます。
そこで見習いを経て職人になったお客さんが来てくれました。
その人のお話がとても感銘深かったのでみなさんにご紹介します。
「和菓子のひとつひとつに職人さんのエネルギーが入ってるんですよ。
作るときは相当な集中力が必要で、夕方になると、みんな魂が抜き取られたように疲れ果てるんですよ。
多分、和菓子に限らず、手作りのモノってその作った人のエネルギーが入っているから工場の機械で作ったものには真似できない味が出るんだと思います。」
昔、まだ新米技術者だった頃、アメリカのビバリーヒルズで和菓子職人になり、社交界にデビューするという無謀な企みを
「あんこ練りに5年」
という格言でノックアウトされ、脇目もふらず美容師を続けてる僕ですが、僕の作るヘアデザインやメイクに魂は入っているでしょうか。
これからも頑張ろうっと!
おしまい
人形町「壽堂」黄金芋
Data●9:00〜21:00、日・祝日は9:30〜17:30 ●年始 ●都営浅草線人形町駅から 徒歩5分 ●03-3666-4804
表面のニッキの味がコーヒーとベストマッチっす。