いつものように仕事をしていた。
土曜の夕方の5時。お客さんのパーマを巻いていた。
店ドアがガバッ!と開いて、
友達が飛び込んで来て、開口一番、
「トモさん!トモさんの家、燃えてるよ!」
「????」
いつものギャグにしては顔が真顔だったので、店を飛び出た。
実は、僕の家はHanaのすぐ隣のマンション。
7階建ての3階に住んでいる。
慌てて出てみると、1階の歯科医院の入り口からものすごい勢いで黒い煙が出ていた。
まるで排ガス規制の前のディーゼル車のように悪しき煙が辺りに立ちこめる。
見上げると僕の部屋のベランダが煙に巻かれている。
たちどころに消防車が何台も集まってくる。
「おお〜よぉ〜燃えちょるわ〜」
などとのんきなことを言ってる場合ではない。
消防士や警官がたくさんいる。
野次馬もわんさかいる。
どうしようもないね。
なんだかそういう時って半場、諦めてるのか、笑いがこみ上げてくる。
同じ階にお隣のケーキ屋のToshiYoroizukaの事務所兼、作業場がある。
消防士が「店舗、又は住人の方、いらしたら連絡下さい!」
と言われたのでそそくさと行った。
「あ、ここは立ち入り禁止です。」
と言われたので「住人です!」そしたら友達が「僕も住人です」と付いてきた。
火が消えて部屋に入れるようになった。
ドアを開けると部屋の中が煙りだらけになっていた
ここで寝たらいいスモークができるなと。
とりあえず、今夜は部屋で寝られないのでホテルに泊まろうと思ったがヒカルさんの家に泊めてもらうことにした、
ああ・・明日からどうなるのだろうか>>