母が子供の頃、ちょうど戦争が終わって5〜6年経ったころだと言ってたと思う。
お友達のひとりが体調を崩して休んでそれが何日もだったのでみんなでお見舞いに行こうということになったそうです。
数人で待ち合わせるのにひとりひとり迎えに行ったら、ある友達の家でそこのお母さんに
「原爆の放射能の病気は伝染るけえ行っちゃいけん。」
と言われ、まだ小学生で知識も無かった母たちは、何も言い返せず結局お見舞いには行かなかった。
その数日後、その子が亡くなったことを先生に聞いた。
お見舞いに行けなかったことをずっと後悔してると以前話してくれた。
クラウドファンディングで映画を作りロングランの大ヒットをした映画「この世界の片隅に」の原作者こうの史代さんの作品で「夕凪の街」桜の国」という本があります。
「この世界の・・」の続きではないのだけど、広島に原爆が落ちた10年後のお話。
内容には触れませんが、是非、ご一読を。