宅配便のドライバー不足でAmazon等のネット通販の配送料が値上がりしたりするってニュースで
「え~~!!困るぅ~~!!」
「やだぁ~~!!」
って人も多いと思います。
じゃあ、どうする?
1,値上がりを受け入れる
2,自分で取りに行く
3,ネット通販をやめる
4,配送業者に「困る!」と文句を言う
2、3は選びたくない選択肢ですね。じゃあ、4は?と言うと、文句を言われても物理的に無理なものは無理。
てなわけで、残された選択肢は1の「値上がりを受け入れる」に決定!てことになりますが・・・・
宅配業界に限らず、多くの人材を必要とする業界は今、人手不足の悩みを抱えています。僕たち美容業界も例外ではありません。
人口が減っているのもそうですが、一番の問題は「成り手が少ない」ってことでしょう。
その一番の理由は「魅力を感じない」ことかもしれません。
例えば、学校の先生。
ただでさえ意思の疎通の難しい子ども相手に勉強を教え、さらに集団生活の基本を教えなければいけないのに、モンスターペアレンツ、多動症候群、甘やかされて育って暴れる子ども。
「校内暴力」は最早、中高生ではなく小学生に低年齢化して、怒ろうものなら
「やってみろよ!教育委員会に訴えてやる!」
など言われて、父兄からは
「もっとちゃんとやってくださいよ!」
と突き上げられ、多くの教員の方が疲弊していると、キッズカットに来るお母さん達から聞きました。
そんな現状を知ったら、どんなにお給料が良くても「なりたい!」って人は少ないでしょうね。
冒頭の宅配便の配達員の方だって、雨の日も、風の日も、雪の日だって、夏の炎天下の下でも、毎日、走って配達してくれています。
前に聞いたら、雨の日に運んでいって、渡したら
「箱が濡れてる!」
とクレームを言われたそうで、箱の端の方に雨が数滴ついてただけなんだけど、もちろん謝ったけど、そこから延々とクレームを言われて、挙句の果てには注文した業者に電話して、業者を変えろ!と目の前で文句を言われて、1時間くらいかかったそうだ。
もちろん、中身が壊れてたり、あまりにもひどい対応の時もあるとは思います。
統計を取ったわけではないので、そうだとは言えないけど、クレームをいう人や、クレームを言う回数というのが増えてるような気がします。
自分の思い通りにならない、気に入らない、ムカつく、しまいには他でのストレスのはけ口だったり。
こんなの毎日ぶつけられたら
「やってらんねぇ~!」
ですよね。
僕はキーワードは
「感謝」
にあると思うのですよ。
僕たちの仕事で言うと、お客様に
「シャンプー気持ちよかった~💗」
「ヘアスタイル気に入ったわ💗」
「ありがとう。また来るね💗」
とか喜んでもらえると
「美容師やっててよかった~💗」
と思います。こういうのがそれぞれの仕事にあるんじゃないでしょうか?
「雨の中、ありがとうございます💗」
「暑かったでしょ~?ご苦労様💗」
「感謝」は誰にでも出来ます。それも無料(タダ)。
そして、何よりも、クレーム言ってるよりはるかに気持ちいい💗お互いに。
主婦の人が旦那さんに「飯がまずい」、「着たいシャツにアイロンかけてない!」と日々クレーム言われるより、「美味しいね、ありがとう💗」と言われたほうが頑張れるのと同じように、
人は「感謝されると嬉しい」わけで、嬉しいが多ければ多いほど生き生きしてくるから、その姿を見てると「自分もやりたい」と思うのではないでしょうか?
お金をどれだけ払ってても「感謝する」のは当然のことだと僕は思います。
多分、多くの人、殆どの人が感謝してると思います。できれば、もう一歩踏み込んで、その気持ちを言葉や態度で伝えてはいかがでしょうか。
だって、自分ができないこと、自分がやりたくないことを代わりにやってくれるんだから。