最近、シャンプーとかで「ボタニカル(botanical)」という言葉をよく耳にします。
なんか「よさ気」な感じがしますね~♪
お花に囲まれてるイメージの写真とかあって「自然派!」みたいな優しいイメージ。
ボタニカルの意味・・・そう
「植物の」
・・・・・。昔からあんじゃん。
「植物性」とか「植物由来」とか、昔から言ってるよね。そう「言い方変えただけ」なんだよね。
「え~でも、植物から出来てるんだから優しいんでしょ~?」
はいはい、そのシャンプーが埼玉の有機農法で有名な小川町の畑の中からニョキニョキ生えてとかなら「食べられる?」くらい思うけどね。
100均とかで売ってる「天然ヤシ油」とか書いてある「台所用洗剤」。あれもボタニカル(植物由来)だよね。じゃあ、あれでシャンプーしてみる?(確かにキュキュっとするけどね)
よく、「石油系」で作られていて「危ない」と言われている界面活性剤の「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」とかも今は「植物」からも作れるからね。
名称 | ラウリル硫酸Na |
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一般名 | ラウリル硫酸ナトリウム |
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効果・特性 | 非常に強い脱脂力を持つアニオン界面活性剤。 洗浄力が高く、泡立ちが良い。刺激も強い。 これがメインの洗浄剤である場合、肌の乾燥を促進させ、髪もパサつく・肌にも良くないと基本的に良いことが無い。 単価が安いため、シャンプーによく配合されていた洗浄剤。 ラウレス硫酸よりも浸透しやすく、肌荒れを起こすため最近はシャンプーにはあまり使用されなくなってきている。(未だにP&Gやミルボンは使っていますが) 最も避けたい洗浄剤の一つ。
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名称 | ラウレス硫酸Na |
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一般名 | ラウレス硫酸ナトリウム |
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効果・特性 | 強い洗浄力を持つアニオン界面活性剤。 ラウリル硫酸Naの分子量を大きくして浸透性を抑えたもの。 ただし洗浄力・脱脂力は相変わらず高く、刺激もある。 その洗浄力の高さから乾燥を促進させ、痒みが出やすいので敏感肌や乾燥肌の場合特に注意が必要。 洗浄力・単価の安さ・泡立ちの良さから市販のダメシャンプーの多くに配合されている洗浄剤。
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もちろん、いいシャンプーもあるんだけど、
「ボタニカル」=いいシャンプー
ではないってこと。ちなみに「石油」だって「天然成分」だからね。
「いいシャンプー選び」は広告やCM等の「イメージ先行型」の商品に飛びつく前に、自分の髪の毛の状態をよく知って、自分の髪や頭皮に必要なシャンプーやトリートメントを選ぶのが大切なんだね。
もちろん、Hanaではあなたの髪の毛や頭皮の診断やプロの目から見た的確なアドバイスもやってるので、気軽に相談してね。