僕たち美容師にとって一番大切なスキル、それは「技術」です。
これが無いと当然、仕事になりませんからね。(笑)
なので、僕たちは朝から晩まで働いた後に、遅くまで残ってトレーニングをします。時には熱が入って時計の針が0時を廻ることもあります。
そして、同じくらいに大切なのは「座学」です。
「なぜ、パーマはかかるの?」
「なぜ、カラーをすると髪の毛が傷むの?」
「正しいブローの仕方は?」
等、すべての技術に「なぜ?」があります。それらのロジックが頭に入ってこそ応用だったり、そこから新しい技術が生まれます。
「髪の毛をロッドに巻きつけてパーマ液をかければパーマはかかるんだよ」
「ヘアカラーを強い薬だから傷むんだよ。」
「こうやっとけばいい感じにブローできんだよ。」
では、パン屋さんが「レシピ通りに焼けばパンなんてできんだよ。」と言ってるのと同じになります。
これでは、同じ気温、湿度、同じ条件、機械で作ればできるけど、条件が変わると「別物」になったりするのと同じです。
特に僕たちの仕事では、お客さんは千差万別、十人十色で、髪質も違えば、デザインも違って「同じ条件」の方が珍しいくらいです。
パーマがかかりにくい人、カラーが上手に入らない人、髪の毛が傷んでる人、様々な条件下でも「なぜ?」がわかってると解決します。
驚いたことにこの「座学」をやってるヘアサロンてけっこう少なかったりします。
それは、雑誌やテレビとかで見る「有名店」ほどやってなかったりします。
よく、外から見てると、美容師が髪の毛を施術してる間、お客さんがずっとスマホを見てる美容室ってよく見かけるでしょ?
最初に「こんな感じ~♡」って伝えて、最後に「どうですか~?」、「はい、だいじょうぶで~す♡」くらいしか会話が無いと当然、ヘアケアの話しとかしないのでしょう。
昨日はHanaで扱っているヘアカラー剤のメーカーさんに講習をひらいてもらいました。
メインはミサキくんなんだけど、ミヨちゃんも僕も、日頃、カラーで疑問に思ってること、出したい色など、いろいろ質問をぶつけて、とても勉強になりました。
こうやって、美容師は進化していくんだと思います。
「技術」と「知識」の両輪が揃って、初めて正しい判断ができて、また、そこから新しいデザインや技術がうまれるのです。
今日も頑張ろ~!
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