「今日着てるその服を選んだ理由はなんですか?」
「なんとなく」
「そんな気分だったから」
「好きだから」
まあそんな感じだと思います。
それでいいと思います。
お客様は・・・・・。
ぼくたち美容師は、お客様や一般の方から「おしゃれな人」と思われてることが多いと思います。
つか、そうでないと、「センス無い人」にヘアデザインのアドバイスとかもらっても
「その前に、おめえの服と髪の毛、なんとかしろよ」
と思われてしまいますからね。
まあ、おしゃれが嫌いな人はそもそも美容師にはなってないですよね。ね?ね?
そう、美容師は「おしゃれじゃないといけない」んですね。
美容室や雑誌で見る美容師さんのファッションを見ると多種多様で、ヘアデザインから洋服までいろいろですね。
中には「?????」な奇抜なファッションから「ホスト風」だったり、女の子だったら「キレイ系」の子もいれば「不思議ちゃん系」の子もいたりします。
ただ、美容師のファッションは
「好きだから」
じゃあダメだと僕は思ってます。
何故かと言うと、お客さんのヘアデザインを作るときに
「こんなデザインどうですか?」
とおすすめするときに、お客さんに
「どうしてこのデザインなんですか?」
と聞かれた時に
「僕が好きだからです!」
と言いますか?ってことです。
他にも
「今、これが流行ってるんですよ。」
「みんなしてますよ。」
「うちに店のイチオシなんです。」
とかあるけど、全て
「NG」
です。
「アートは感性」だけど、「デザインは理論」ですから。
そこには必ず「なぜ」が存在します。
だから、美容師は自分が選ぶファッションの中にも「なぜ」を入れるべきだと僕は思います。
僕が平日、明るい色やピンクを着るのは、それが「好き」なのではなく、平日は主婦の方や子連れのお客様が来店する頻度が高いので、「優しく見える服」を選んでるからです。
なので、土日は、どちらかと言うと黒やダークトーンの服を選ぶことがあります。
また、予約表を見て、来る人がわかれば、その人に合わせたりもします。
日頃忙しくしてる人の場合には、淡色系の落ち着いた色の服を選んだり、バリバリのビジネス系の方の時はシンプルなデザインにしてみたりと、そして、それらを「楽しむ」ようにしています。
だって、まるで、デートに行くときみたいでしょ?(笑)
タバコもそうで、僕はヘビースモーカーというよりはチェーンスモーカー(タバコの火が消える時がない)で、禁煙を何度も失敗したけど、やはり、
「タバコが嫌いという人はいても、美容師さんからタバコの臭いしないと嫌だという人はいない」
ということで、一人でも、多くのお客さんに来て欲しければ、自分の「好き」よりも大切にしなければいけないこともあるってこと。
そして、毎日それを続けていると、お客さんにヘアデザインのアドバイスだけでなく、洋服選びのアドバイスだって簡単にできちゃうってこと。
おわかり?
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