「ハラスメント」(意:いやがらせ)という言葉を最近よく耳にします。
「セクハラ」、「パワハラ」、「マタハラ」、「モラハラ」、上げれば30以上あるそうです。
もちろん、未だにセクハラするエロオヤジはいますし、立場を利用して無理難題押し付けるパワハラ上司はいますけど、喫煙者と同じで、圧倒的に昔より少なくなったと思います。
それでも増えてるのは「受ける側」にも問題があるのではないでしょうか?
「ハラスメント」という言葉が多く使われるようになった背景に「自主性」の欠如があると思います。
幼少期に親の敷いたレールの上を歩いてきたり、「学校」、「塾」だけの「経験力の不足」は「発想力」の低下に繋がります。
そうすると、自分で考えて行動できない「指示待ち人間」が増えて、自分のやりたくないことだったらそれを「ハラスメント」と言ってる傾向も否めないと思います。
幼少期に親以外の大人と接する機会が少なかった子どもは中高生になると、さらに親からも離れ、さらに、部活もせず上下関係にも触れていないと同い年で似たような環境の人間関係の中に大卒まで入れると10年間も偏った環境の中にいることになります。
それが突然、就職をすると、自分より遥かに年上だったり、全く違った環境で育った人たちとコミニケーションをとらなくてはいけなくなります。
仕事も「指示待ち」なので、自分から進んで提案したり、先を読んで考えて行動することはありません。
そのくせ「命令」されるのを極度に嫌います。
学生時代は「お客さん(生徒)」なので、やりたくないことはやらなくてすみます。
やらずにいて先生に怒られると、親や、教育委員会にチクります。
最近では暴力を振るったり、授業の邪魔をして先生に怒られても親が怒鳴りこんで先生に謝罪を迫ることもあるそうです。
会社に入ると立場は逆転して会社がお客さん(お金を払う側)なので、当然、仕事をしなければいけません。
元々、「条件が良い会社」を選ぶ傾向があり、なるべく「楽して稼ぎたい」と思ってますから、できれば面倒だったり、大変だったり、かっこ良くない仕事はしたくありません。
それでも最初は当然、なんの実力も実績もスキルも無いわけですから、「誰でも出来る仕事」からスタートします。いわゆる「雑用」です。
「やりたくないこと(いやなこと)」を「やれ」と言われる。
「ハラスメント」の一丁上がりです。
あるお客さんに聞いた話ですが、
新入社員のやらかしたミスのせいで、部署の人全員で残業してリカバリーしていると、当の本人は帰り支度をしてるので
「帰るの?」
と聞くと
「すいません、友達と約束してて、チケット取ってあって僕が行かないと友達も入れないんで〜」
と言われたので、あなたのせいでみんな残ってんだからと言うと
「これ、強制ですか?」
と言われ閉口したそうです。
「オワ(終)ハラ」というのがあって、
企業は社員1人採用するために70万〜100万円かけるといいます。
内定渡して、その後、もっと条件のいい会社に受かったら「ゴメンナサイ」なら、最初から違う人を取った方がいいに決まっています。
「他に行かないでね」というのは当たり前の話です。
結婚の約束をしておいて、他に乗り換えるようなもんです。その人にかけた時間と費用が全てパーです。それこそ「ハラスメント」なんじゃないでしょうか?
結婚と同じで仕事も片方だけに都合のいいものなんて絶対にありませんよ。
「〇〇ハラスメント」で守られるべきは、本当に弱者であって、「甘えん坊」を守るものではないと僕は思います。
「指示待ち人間」だと、この先ずっと「命令」されるばかりです。
人が嫌がることも、言われる前に「自主的」にやれば、だれも自分に命令する人はいません。就職も、「もっと、もっと」と目移りせず、決めたら腰を据えてそこで結果が出るまで頑張ってみれば「ハラスメント」はありません。
全て自分が被害者になって、わめき立ててると、「めんどくさいやつ」になって最後はどこにも行くところがなくなっちゃいますよ。
#恵比寿 #美容室 #美容院 #ヘアーハナ
#中西トモミチ