最近
「まつげエクステの被害」と銘打ったニュースが頻繁に報道されています。
知らない人もいると思うでの簡単に説明すると
「まつげエクステ(以後まつエク)」とは、まつげに人口のまつげを接着剤でつけて長く見せたり、多く見せたり、はじめからカールしているものをつける技術で、ビューラーやマスカラをしなくても、目が大きくパッチリして見えるものです。
つけまつげのように毎日外して付けてをしなくてもいい。
これだけ聞くととても便利なものです。
しかし、
「すべての美は一日にしてならずぢゃ!」のごとく、
「なにもしなくていい」わけではありません。
接着剤が溶けるので多くの女性がお化粧を落とす時に使う
「オイルクレンジング」が使えません。
また、付けてるわけですから、洗顔も
ゴシゴシできません。
また、まつげ自体につけているので伸びてくると
根本がスカスカになって、向きが変わると眼球を傷つけることもあります。
また、
定期的に外して付け直さないといけません。
以外に手間とお金がかかるのです。
一時期流行った
「デジタルパーマ」も
「カーラーを巻いたようなパーマ」と銘打ってますが、シャンプーして、乾かしたらカーラーで巻いたようになるわけでなく、
「乾かし方」にテクニックが必要なのと、
髪の毛のダメージが半端無いので、かければかけるほど髪は傷んでしまいます。
メリットもあればデメリットもあるのです。(
Hanaではデジタルパーマはやってません)
「3ヶ月間で1600人の患者が異常を訴えている」とニュースでは言っていますが、その全てが施術する側の落ち度とは言えないような気がします。
もちろん、それらの術後の説明を十分にしないとやはり施術側の責任でもあります。
「術中」の被害と言えば、接着剤がまぶたや目について炎症を起こしたりですが、そうであれば病院直行です。「術後」のトラブルの原因の多くはその
「お手入れ方法」にあると思います。
増える被害に行政が乗り出して
「美容師免許」を持たず、まつエクを施術している業者を摘発し書類送検というニュースまで入ってきましたが、元々、このまつエクは最近の技術で美容学校の教科書に載ったのも最近です。
なので美容師免許を持っていても技術が伴わない美容師はたくさんいるわけです。
安易にサロンのメニューに加えてそれもオマケのような安価な価格で施術すると逆にトラブルの原因になります。
僕たち美容師は「まつエク」だけを専門にやってるわけではなく、カットやパーマの技術の傍らやるわけで、それを専門にやってる人に比べると明らかに
経験値が低いわけです。
なので、もし、これを読んでいるみなさんの中でまつエクをしたい人がいたら、なるべく
専門店をオススメします。
もし、行きつけのサロンでやるのならなるべくしっかり練習を重ねた人にやってもらうのがいいでしょう。
そして、必ず
「家での手入れ方法」をちゃんと聞いて帰りましょう。
Hanaでは
「まつげカール」をやっていますが。薬剤がまぶたや目に入る危険性のある(ベテランの人は大丈夫でしょうが)「
ビューラータイプ」ではなく、
安全な「マスカラタイプ」の器具で施術をしています。
しつこいようですが、「なにもしない」ではキレイにはなりません。
逆に
「ちゃんと手入れ」をしてあげれば、肌も髪の毛も身体もちゃんと答えてくれますよ。