ここ数年、いろんなことが起こります。
56年ぶりに日本でオリンピックが開催されるのに手放しで喜べないのはぼくだけでしょうか。
暖かい春
暑い夏
実りの秋
寒い冬
があるように、僕たちの人生や世の中にも季節があるのかも知れません。
放っといても葉がグングン育つ夏、たわわな実をつけた美味しい果実を収穫できた秋を経験した人は、いつまでもその季節であればと思います。
いつまでもその豊かさを守るために次の世代に負担をかけたり種すら食べようとします。
その季節を横目で見てた人は、いつか自分にもその季節が来ると信じて先人が書いた本を読んでお手本にします。そして「今」の豊かさを求めます。そしてお腹が空くので種も食べます。
冬の時代が来て、実も食べつくし、花も枯れ、蓄えていた食べ物も底をつきたことがなんとなく誰にもわかるようになりました。
船底に穴が開き、沈みかけている船の上で、そこから目をそらすようにお祭りをしようとします。
一部の人を1か所に集めて盛り上がってる映像を流して、誰に聞いたのかわからない「世論調査」の数字をメディアを通じて流します。
すると、なんとな〜く
「三途の川、みんなで渡れば怖くない」
気分になってきます。
でも、一部の人はちゃんと冬に備えています。
豊かなときは、働かない人でも「おこぼれ」にありつけます。
みんなでちょっとずつお金を出し合って弱い人を救うことだって出来ます。
でも弱い人ばかりになるとそれどころではなくなります。
なので、「強い人」にならなくちゃ。
先人を真似てマニュアルやハウツー本の知識をなぞっていても、冷たい風はあっという間に吹き飛ばしてしまいます。
常に、新しいことを考えて、試行錯誤を繰り返しながら、時にはリスクを負う覚悟でチャレンジする。
一度や二度の失敗でへこたれない。
人はそうそうダメにはならない生き物です。
Hanaは今年で11年目です。
オープンの頃からいろんなことにチャレンジしてきました。
当時はまだメジャーでなかったヘッドスパを定番のシャンプーにして、
マッサージもプロに習って
スリッパやフットレスト、そしてU字クッションなど、美容室ではあまり見かけないサービスをこころがけてきました。
技術も、傷めてからやるアフタートリートメントからパーマやカラーをする前から始めるトリートメントに変えることでカラーやパーマをしたほうが髪の毛がキレイになるようにし、
炭酸や水素、そしてスチーマーを使って傷めずにデジタルパーマのような立体感のあるカールを出すテクニックをマスターしました。
その間、失敗やボツに終わった数のほうがはるかに多いと思います。
お金も時間もずいぶん使いました。
休みの日でも、頭のなかはHanaのことばかり考えています。
そして来てくれた人の
「ありがとう」
の一言で全てが報われます。
冬の時代でも僕たちの気持ちは暖かくいられます。
今こそ、ひとりひとりが、いろんなことにチャレンジして、お互いを高め合って暖かい冬を迎える時代なんじゃないでしょうか。
僕は、こっそり思っていることがあって、
キッズカットで来てくれてる子どもたちにカッコイイところを見せて
「大きくなったら美容師さんになりた〜い!」
と言わせてやろうと思っています。
そのためには、僕たちが、楽しそうに仕事をしないとね。
今週のお花は「ガーベラ」。
オレンジのガーベラの花言葉は
「神秘・冒険心・我慢強さ!」
わくわくとして何か冒険したいような気持ちになります。
冒険することで新しい何か出会いもありそうです。
新しく何かにチャレンジする人に贈ってみるのも素敵ですね。
フラワーセラピーだと、オレンジガーベラは 「胃腸が弱い・食欲不振」 の症状に効くそうです。
また、人間関係で疲れているときにもオレンジがコミュニケーション能力を引き出し、ハツラツとした生活が送れるそうです。
さあ!冒険だ!