この時期は「ちょっと臭い」ます。
先日も雨が降ったのでバスに乗ると、なんとなく「湿っぽい臭い」がして、席に着くとお隣の男性から「酸っぱい臭い」がしてきました。
ちょっと辛いので「口呼吸」に切り替えると「ハアハア」してなんだか自分が変態みたいです。
同じように、この時期、「頭皮」が臭くなります。
よく
「汗くさ〜〜い!」
と言いますが、実はこれ、「汗の臭い」ではありません。
汗の成分のほとんどが「水」です。
水以外の成分では、塩化ナトリウムが約0.6%、その他ごく微量の尿素や塩素、カルシウム、マグネシウム、乳酸などのミネラルで構成されています。
「しょっぱい」のは汗が元々「血液」から出来ているからです。
汗そのものは、最初は「無臭」です。
それが、皮膚に着いた「雑菌」と混じり、それが「繁殖」していきます。
菌の繁殖に必要なのは「湿度」と「温度」です。
汗をかいて、ちょうどいい湿度と、この季節の「温度」で雑菌がMAX繁殖して増えます。
雑菌は増えながら、次々と「死滅」していきます。
死滅した菌は空気に触れ「酸化」します。いわゆる「腐る」ってやつです。
多くの雑菌が繁殖し、酸化し、腐る。
そう、「頭の臭い」は「雑菌が腐った臭い」なんですね。
「じゃあ、汗かかなきゃいいじゃん!」
てわけにはいかないのは子どもでもわかります。
「じゃあサクッと丸坊主!」
といけばいいのでしょうが、尼寺に入るとか、AKBに入って男遊びが発覚するとか、しばし女を捨てる覚悟がないとなかなかできませんね。
なるべく「通気性のいいヘアスタイル」にするには「レイヤー」を入れて軽くしたり、「セニング」や「テーパリング」の技術で毛量調節をしてあげたりするのもいいでしょう。
お家でシャンプーをした後、必ず「頭皮を乾かす」ことです。
この時期、ドライヤーは「苦行」です。
ドM根性丸出しでも、さすがにプレイとしては辛いモノがあります。
なので、ドライヤーの「温風」と「冷風」を交互に使い分けて「アメとムチ作戦」で乾かしてあげましょう。
後、汗にも「いい汗」と「悪い汗」があるの、知ってました?
そうそう。
一生懸命働いて流すのが「いい汗」で、嫁や彼女に携帯電話の中身を見られたときに出るのが「悪い汗」で・・・・って違うわいっ!(`_`)ノ
汗は「汗腺」から皮膚に出ます。
この汗腺が衰えていると汗は「大きくベトベト」した汗になります。
大粒の汗は表面積が広いのでなかなか蒸発しません。なので「乾きにくい汗」となります。
粘った大量の汗は雑菌と絡み合い、先ほど話した通り「腐敗臭」を放ちます。
それだけでなく、体温調節機能がうまく働かないことから身体の中に熱が溜まりやすく、新陳代謝機能も低下してしまい、夏バテなどにかかりやすい身体にもなってしまいます。
これは「汗をかかない人」に多く見られる傾向です。
スポーツをやっていたり、新陳代謝がいいと「細かくサラサラした汗」が出ます。
これはすぐに蒸発して臭くなりにくい特徴があります。
だからと言って急激にスポーツを始めたりするのは体力的にも時間的にも難しいのですが、意外と簡単に汗をかくことができます。
それは、一番汗腺の多い手足を温めることです、
「足浴、手浴」をするといいです。
少し熱めのお湯に15分間浸けるだけで衰えた汗腺を刺激し汗が出てきます。
そのままだと、交感神経が高まってのぼせたりしやすくなるので、「温めのお湯」でに前身浸かることでリラックス作用になります。
そして大事なのはお風呂から上がった後、身体を拭いても汗が止まりませんが、拭いて乾かすのではなく、自然に蒸発させることで、いい「発汗サイクル」ができます。
先ほども言った通り、汗そのものは臭くなりませんから、安心してください。
「いい汗」をかくと、肌もスベスベになり、新陳代謝もよくなるので肌にもよく、健康的になります。
汗を嫌わず、「いい汗」をかきましょうね。
と、言いつつ、クーラーを切れないトモでした。_| ̄|○