ボーイフレンドとデートの前、髪の毛をコテでクルクルッとカールさせて女子力アップ!
そんな彼女に起こった悲劇とは・・・
髪の毛は「タンパク質」で出来ています。
なので「熱」を加えると「熱編成」を起こしてしまいます。
簡単に言うと「卵焼き」を思い浮かべて下さい。
あの「液体」の様な卵が火を通すだけで「卵焼き」や「ゆで卵」のように固くなりますね。
コテやホットカーラーで巻いてカールが着くのがその原理を使ったモノになります。
なので、それを「繰り返す」と当然、髪の毛は傷みます。
だいたい120℃くらいから膨化が始まり130〜150℃くらいで変色して270〜300℃で焦げてしまいます。
しかしこれは
「乾いてる髪の毛」の場合で、
「濡れてる」状態だと話が違ってきます。
髪の毛が濡れてる状態だと、だいたい60℃くらいから熱変成が始まり80℃くらいでかな〜りヤバイ状態になります。
なので、よく美容室で髪の毛がまだ濡れてる状態でブローでドライヤーを髪の毛に当ててガンガン引っ張ったり、ローション付けてコテで巻いたりする店とかありますが、あれ、かなりヤバイです。
ちなみに濡れてる髪にいくらカールしてもカールつきませんので。あしからず。
「ヒートブロテクト」ってローションもあるけど、あれも「皮膜」をつけるだけで、傷めた髪の毛の表面にコーティングするだけですから。
一時期流行った「デジタルパーマ」も強いパーマ液で濡れてる髪の毛に「熱」を通してカールをつけるので、ダメージも半端無いです。
通常3回かけたら、もう、自分の髪の毛じゃなくなってしまいます。
デジパーかけてバリバリになってしまったという経験した人も少なくないのでは?
じゃあどうすればいいかというと、
先ずは「しっかり乾かす」ことです。
ドライヤーは熱だけでなく「風」も出ます。
髪の毛から少し離して風を当てながら乾かすと髪の毛に負担を掛けずに乾かすことが出来ます。
(先ほど話した美容師さんがドライヤーの先を髪の毛にビッタリつけてるのは風は関係無くて熱だけしか当たらないので意味がありません)
セットローションを使う場合も付けた後、少し乾かしてからの方がいいのと、それでもカールはつきますから。
動画の彼女は多分、お気に入りのセットローションをビシャビシャにつけて、熱くなったコテを使ったんでしょうねえ。
もし、皆さんがアイロンを使う場合、温度調節が出来るなら130℃以下で使われることをオススメします。
間違っても「濡れた髪の毛に高温のコテで巻いて引っ張る」とそれはセットでなく
「カット」になってしまいますから。