街を捜し歩いた空しい数時間
昼間の雨は私の鼓動を刻んだわ
カフェからバーへと足を運びながら
あなたの居場所を知ってたらと悔やむ私
あなたが私の心を曇らせてしまったのよ
今の私は何もかも調子っぱずれ
The Style Council - The Paris Match (Tracey Thorn Version)
それほど彼を愛してるわけじゃない。
だけど、求めずにはいられない・・・・
そして今夜も
「ここにいれば彼に会えるかも・・」
と雨に煙る夜の街を彷徨い歩く美しい女性の姿を想像してしまう。
昨日のエントリーで紹介した「 Paris Match」 のユニット名の元になったイギリスの「The Style Council」の名曲「The Paris Match」。
本来、このグループは天才ボーカリストのポール・ウエラーが歌うのだが、この曲は女性シンガーの「Tracey Thorn」 が歌っている。
歌詞の内容と、この曲の持つ世界観はやはり女性の方がマッチする。
ちょっと投げやりで、でも、かすかな愛に期待するはかない女性の想いがこの曲に詰まっている。
多分、こんな恋は周りからは反対され、
「やめときなよ〜」
と、友達は言ってくれる。
「僕ならもっと君を幸せにできるよ」
と優しく言ってくれる男だっている。
バカなのはわかってる。でも・・・。
とかく人の心は教科書通りにはいかないものです。
私が悲しいのはいつものこと
時にはそれを楽しんでいることもあるわ
あなたがくれた欲望という名の贈り物
もうマッチに火が点いてしまったのよ
何もすることのない夜の連続
想いはすべてあなたにつながってしまう
不安と退屈がまじりあい
たまらずまた外出してしまう
こんな息苦しい思いはイヤ
とっても時間を無駄にしてるみたい