お客さんと話していると、以外と間違ってるのが多いのが"シャンプーの仕方"です。
例えば、「髪の毛が傷んで絡まるので、先にトリートメントしてその後シャンプーをしました」ってやつ。
シャンプーは洗剤、トリートメントはコーティング剤なので、トリートメントは先にやっちゃダメ。
★「シャンプーの前に髪の毛を濡らす」
これも、一見「なんで?いいじゃん」と思いそうですが、正解は「髪の毛と頭皮をお湯で洗う」です。
濡らす程度では髪の毛と頭皮に着いた汚れは落ちません。
シャンプーの泡も立ちにくいので、結果、余分にシャンプーを使ったり、2度洗いしなくちゃいけなくなります。
2〜3分、少し時間をかけて汚れをお湯で落としてみて下さい。驚くほど泡立ちがよくなります。
★「頭のてっぺんからシャンプーする」
これもありがちですがシャンプーは同時に頭皮のマッサージにもなります。
血行を良くするために、心臓に近い方から洗います。
なので、シャンプーは「襟足から頭頂部に向かって洗う」が基本です。
★「トリートメントを髪の毛の根元から付ける」
トリートメントは基本「傷んだ髪の毛の補修」ですから、根本近くの髪は傷んでませんから付ける必要はありません。むしろ、髪の毛がぺったんこになってしまう原因になります。
ロングの人でも中間部から毛先まででいいです。
★「トリートメントを残すように流す」
傷んだ髪の毛の人はついつい、全部流すと残らないような気がしてついつい軽めに流してしまいがちですが、トリートメントは髪の毛に吸収され、付着してますので、しっかり流しましょう。
流し残しがあると、髪の毛がベトベトしたり、フケやかゆみの原因になります。
シャンプーの目的は「汚れを落とす」ことです。
一番大切なのはシャンプー剤やトリートメント剤を「つける」ことではなく「洗い落とす」ことです。
ちなみに、市販のコーティングタイプのシャンプーやトリートメント剤はちゃんと流すのに「風呂桶2杯分」のお湯が必要と言われてます。
なので、「シャンプー選び」も大切なポイントですね。
くれぐれも「使い方」を間違えないように。