すいません、ウソつきました。
“先日のエントリー「すごくない」”で、アヤコに
「鳥にフン落とされたことありますか?」
と聞かれ、「ない」と答えました。
もちろん、ありません。
が
広島にいた頃、僕はモトクロスのバイクに乗ってました。
(こんなやつ)
いつも走る道で、両脇2車線で、その間に小さな公園があるところがありまして、
ちょうど、上りの傾斜の途中にある公園で。
当然、車が乗り入れられないようにするために“ガードレール”があったのですが、バイクならなんなくスルーできるすき間がありました。
坂の途中の公園なので、下の方は高低差がちょうど1mくらいあって、ちょうど“ジャンプ台”みたいになってました。
そこをハイスピードで突っ込んで上がると、バイクごとジャンプします。
まあ、危ない遊びですが、当時、僕はそこを通るときは“通り道”のように遊んでました。
遊具もなく、ベンチもないので、ほとんど人が利用しない小さな空き地みたいな公園だったので、これ幸いと
「びゅぅ〜〜ん!!」
とバイクで浮遊する感覚を楽しんでました。
ある日、
いつものように、その坂をハイスピードで駆け上がり、いつものように、「びゅぅ〜〜ん!!」と飛んだのですが、
そこには
“ハトの集団”がたむろしてました。
(こんな感じ)
気づいた時は、時既に遅しで、
「ギヤァァアアアアアアッ!!!」
の悲鳴と共に、僕はバイクごとハトの集団にダイブ。
極限の時、人はスローモーションになると聞きました。
まさしくそれで、頭の中で様々な思考が飛び交いました。
「ハト、轢いたらどうしよぉ〜〜」
「ハト、化けて出たらどうしよ〜〜!」
「ハト、食えんのかなぁ〜〜?」
「いや、土鳩って不味いよな〜〜」
「つか、避けてくれぇ〜〜!」
そして、バイクが着地しようとしたところ、
鳩が一斉に飛び立ちました。
「バァ〜〜タバタバタバタ〜〜〜!!」
目の前に“鳩のカーテン”ができました。
まるでヒッチコック映画の“鳥”のワンシーンみたいでした。
(こんな感じ)
そして、僕の顔に鳩が
「バァ〜〜〜ン!!!」
もろ、当たりました。
そしてバイクは着地。
幸い、鳩を轢き殺すことは免れました。
よくやった鳩。
しかし、顔中「鳩臭」がして、そうとう臭かったです。
これは家に帰ってお風呂に入るまで取れませんでした。
もう、「鳩にぶん殴られた」感じです。
(こんな感じ)
ノックアウトです。
ある意味、「鳩にフンを落とされる」より
“すごい”と、思いませんか?
「すごかねえ」って?
そりゃそうだ。
おしまい