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それは、あまりにも真っ直ぐに君を愛したから
年の離れた君と一緒に過ごした日々。 お金が無くて苦しかったときだって、僕は外に出て水をたらふくお腹に流し込んで 「オレ、外で食ってきたから、おまえ、全部食べていいぞ!」 と強がって見せたっけ。 貧しかったけど、笑って過ごせたのは、君がいたから。 君の笑顔を見るために、無理矢理笑っていたら、いつの間にか本当に笑って過ごしていた。 「仕事が決まったの。」。 嬉しそうに君は一番に僕に教えてくれたね。 本当は嬉しかったんだ。 だけど、事務とは言え、あんなやさぐれた連中の沢山いるところじゃなくても。 オレはそんなところで働かせるために、なけなしの金で君をタイピングスクールに通わせた訳じゃないんだ。 わかってくれ。 オレは君に「幸せになって欲しかった」んだよ。 ウソじゃない。心の底から、本当にそう思ってたんだ。 君の見せてくれたワンピースとハイヒール。 そりゃあ可愛かったよ。 だけど、そんな格好で外を歩いたら、変な男が寄ってこないか心配で心配でしょうがないんだ。 「そんなもん脱いでこい!」 思わず言ってしまったのは、君があまりにも眩しかったから。 君が好きになった、あの男。 明るくて、楽しくて、そして器用で、いい奴だな。 オレの仲間内でも評判がいいよ。 オレにも気を遣ってくれてる。 いい奴だ。ホントに・・・いい奴だ・・・ だけど、ダメなんだ。 どうしても。 解ってるんだ。頭の中では。 無駄だと解ってたけど、弁護士の先生に聞きに行ったんだ。 そしたら、あいつ、こう言いやがった。 「愛する二人を引き離す法律はこの国にはないんだ」 ってね。 オレはポケットの中からクシャクシャになった金をテーブルに叩きつけて帰ってやったよ。言われなくったって・・・・ でも、オレは、君に“幸せになって欲しい”んだ。 今日のご飯の心配をしたり、 闇のような明日を目を凝らして見たりして欲しくないんだ。 おまえを悲しませる全てのものからオレが守ってやりたいんだ。 そうだ、あいつはおまえを利用してるだけなんだ。 おまえを愛してるわけじゃないんだ。 おまえを愛してるのはただひとり、オレだけなんだ。 「オレがおまえを幸せにしてやりたいんだ!!」 ・・・・ただ・・それだけ・・・だったんだ・・・・。 ステージに明かりが灯った。 僕はしばらく声が出なかった。 「すごい!」 「ヤバイ!」 「素晴らしい!」 どの言葉も僕の喉から先には出ていかなかった。 言葉にすると、その感動がまったく軽いものに変わってしまうような気がして。 だから、思いっきり拍手をした。 手のひらがしびれて痛くなっても拍手を続けた。 ふと気づくと、まわりの人全てが拍手をしていた。 かつて、僕はこんなに魂を感じる芝居を見ることが出来ただろうか? 劇団響人(ひびきびと)第7回公演、アーサー・ミラー作 「橋からの眺め」。 「今回はちょっと重い芝居かも知れない」 役者、高橋卓爾は僕にそう言った。 「タクちゃん、今、みんなこんなご時世だから、疲れてるんだよ。だから軽くてなんか笑えるやつが見たいんだよ。重いのやってもあまり食いつかないよ〜。」 現に、チケットの売れ行きはかんばしくなかった。 「ほら、オレの言ったとおりだろ。」 僕は心の中でそう思った。 稽古の途中、役のイメージのヘアスタイルとカラーをしにHanaに訪れた彼はいつもと違った。 いつもは明るくて「天真爛漫」という言葉を人生で表現しているような男が、憔悴しきっていた。 何をしたらそうなるのか? 彼に役の重みがズシッとのしかかっているようだった。 昨日、「昼の部」に行ってみた。 中野にある劇場に着くと、少し早く来たせいか、お客さんもまばらだった。 隣の席が空いていたのでカバンを置く。 「まあ、こんなもんか・・・」 開園5分前、入り口からお客さんがゾロゾロ入ってくる。 みるみる間に席が埋まっていく。僕の隣にも。慌ててカバンを膝の上に置いた。 いつの間にか、会場全て埋め尽くされていた。 「なんだ?これは?」 その答えは舞台にあった。 1950年代。ブルックリンのレッドフック。 大都会マンハッタンの対岸に位置するこの街は、多くの移民が移住するコミュニティーが存在する。 この街に住む湾岸労働者の一人であるエディ(吉原光夫)は妻のビアトリス(末次美沙緒)と名のキャサリン(宮菜穂子)と慎ましく暮らしていた。 しかし、三人の平穏な暮らしは、仕事を得るために不法入国という危険を冒してイタリアからやってきた、ビアトリスの従兄弟のマルコ(斉藤直樹)とロドルフォ(高橋卓爾)を匿いはじめることによって俄に軋みだす。 業を煮やしたエディは弁護士アルフィエーリ(中嶋しゅう)の元を訪れるが・・ (パンフレットより抜粋) 映画やテレビドラマと違い、芝居は「生」である。 そう芝居は「生き物」なんだ。 高橋卓爾が僕の前で憔悴していたのは、芝居に魂を入れてきたからなんだ。 芝居から離れた彼は「抜け殻」だったんだ。 カーテンコール。 僕は自分の気持ちを拍手でしか表すことが出来なかった。 どんな言葉で飾るより拍手しか出来なかった。 「重いのやってもあまり食いつかないよ~。」 食いついてしまった。いや、食いつくどころか、皿まで舐めてしまった。 申し訳ない。 拍手をしながら、彼に土下座して謝りたい、そして、感謝したい。 響人の公園のいいところは、終わった後に残っていたら、役者と会って話すことが出来るところ。 高橋卓爾が出てきて、僕は一目散に飛んでいって、「ありがとう」を言った。 彼は僕を裏切った。 僕の「重いのダメじゃん」の気持ちを裏切った。 映画やテレビなら、「もう一度」があるが、芝居に「もう一度」は無い。 そして今日(水曜日)が「千秋楽」。 今日しかない!(昼と夜) あ、もう昼終わっちゃった! タクちゃん、裏切った「お詫び」にロングランしてくれ〜〜! 場所:BONBONテアトル JR中央・総武線・東京メトロ東西線 中野南口より徒歩5分 住所: 〒164-0001 東京都中野区中野3丁目22−8 電話: 03-3383-3057 劇団響人 公式サイト http://hibikibito.com/
by hairhana
| 2012-10-10 15:12
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