Hanaはお盆休みも休まず営業してます。
(火曜日のみ定休日です)
テレビで
「ノンシリコンだから高いって誰が言ったの?」
ってシャンプーのCMをやっていた。
まあ、それを見たら、
「ノンシリコンシャンプーは高級で高いものだけど、このメーカーのシャンプーは安くてそれでいてノンシリコ〜〜ン!!」
って流れで思うよな。
つか、「ノンシリコン」って要するに「シリコンが入ってない」んだから、単純に「シリコン分安い」ってことじゃないか。
つか、「シリコンってそもそも高いの?」って話にもなる。
市販のシャンプーはギャラ何千万円もする女優やアーティストを使って億越える金額でCMを作るわけですから、当然「儲け」を出すために、相当売らなければいけない。
だけど、値段も上げられないとすると、単純に「製造原価を下げる」しか方法はありません。
なので、汚れを落とす「合成界面活性剤」も原料は「石油」。
これは、以前話したとおり、「台所用洗剤」と同じ。
とても、敏感な肌や、痛んだ髪の毛に使えたしろものじゃあありません。
なので、「シャンプーによるダメージをごまかすために」シリコンなどのコーティング剤が使われるわけです。
今や、シリコンやラウリル系の界面活性剤は非常に安価で消費者に手頃な満足感を与えるため、メーカーとしては手放せない存在となってしまっているのです。
少し前だとみんなこぞってシリコン入りのシャンプーを使ってました。
「手触りがいい」とか
「しっとりする」とか
「使えば使うほど髪の毛がよくなる」とか
まるで、CMで言われた言葉を呪文のように繰り返し自分に言い聞かせてました。
ここのところ、「シリコンてよくない」という情報が広まってからは、今度は「悪者扱い」。
そこに対向して、「ノンシリコン」をうたったシャンプーが登場ってわけです。
つか、そもそも、市販のシャンプー剤は高級アルコール系のラウレス硫酸という洗浄成分がよく使われています。
少量でもよく泡立ち、とにかく安価なので、低価格のシャンプーにはたくさんの量が配合されます。
なので、どうしても髪の毛に負担がかかるので、コーティング剤を使用しないわけにはいかないわけです。
だから、“ノンシリコン”をうたったシャンプーでもなんらかのコーティング剤を入れざるを得ないわけです。
そもそも、テレビと政治家は
「嘘は言ってないけど、本当のことも言ってない」
ことが多く、最初の
「ノンシリコンだから高いって誰が言ったの?」
の台詞を聞いて、消費者がどう解釈しようがそれは個人の自由でしょ?って感じなんでしょうね。
ホームケアで髪の毛を傷める1番の原因が“シャンプー”です。
カラーやパーマをしたり、紫外線に当たったりして痛んだ髪の毛を毎日、毎日、さらに傷めてしまうと、髪の毛はボロボロになります。
髪の毛は洋服と違い“着替える”ことができません。
一度傷んでしまうと修復するのが大変です。
もちろん、美容室で集中的にトリートメントをするのもいいでしょうけど、
せっかく美容室でやっても、家で帰ってそういったシャンプーを使ってしまうとトリートメント代をどぶに捨てるようなもんです。
市販のシャンプー剤はリーズナブルで買い求めやすいけど、結果お金がかかったり、無駄に終わったりします。
また、身体と違って髪の毛は“治る”ことがありませんから、
髪の毛はある意味「お金じゃ変えない」ものですから、大切にしなくちゃね。
安いシャンプーを買って、高い買い物にならないように・・・
おしまい