今日もシャンプーの話しをするね。
ここんとこ、ちゃんと美容師っぽいでしょ?
今日は"頭皮"のお話し。
僕たち男性が歳を取ると必ず避けて通れない敵がいます。
それは「薄毛」。
"薄毛"とひと言で言ってもいろいろあります。
・毛根から髪の毛が生えてこなくなって量が少なくなる場合。
・部分的に髪の毛が生えてこなくなる場合(円形脱毛症)
・髪の毛が細くなって密度が薄くなり分け目が目立ったりトップにボリュームが亡くなる場合。
よく、"抜け毛"と言いますが「髪の毛は抜けるもの」だということを先ず覚えておいて下さい。
髪の毛のサイクルは
1,髪の毛の生える時期 → 2.髪の毛の伸びる時期 → 3,髪の毛の成長が止まる時期 → 4,髪の毛が抜ける時期 → 1,髪の毛の生える時期
と、この4つのサイクルで常に生え替わります。
髪の毛の寿命は男性で3〜5年、女性で4〜7年です。
要するにポイントは「その間、どれだけ自分の髪の毛を大切にできるか」になります。
なので、むやみに抜いたり(白髪の人に多い)しちゃダメだし、頭皮を清潔にし、キレイにしてないといけないんですね。
ちなみに、髪の毛の量は約10万本と言われています。もちろん、個人差はあります。
そして、1日に60〜70本が抜けて、新しい髪の毛と入れ替わっています。
なので、時々、
「シャンプーすると、ごっそり、髪の毛が抜けるの〜!」
と言う人もいますが、髪の毛は抜けるものです。
また、帽子を被ってたり、髪の毛を結んでたりすると、洗うときにごっそり抜ける気がするんですね。
ここで思い出して下さい。
"抜け毛"というのは、「抜けてあたりまえ」なんですね。
抜けるから、またそこに新しい髪の毛が生えてくる訳なんです。
むしろ、気をつけないといけないのは
「抜けた後に生えるとき」
なんですね。
想像してみて下さい。
草花が土から生えるとき、
"土壌"がカラッカラだったり、コールタールのような油でベトベトだったり、シリコンなどの"コーキング剤"で覆われてたりすると、
そう、容易に芽が出ませんよね。
それが続くと"根腐れ"したり、生えてきても健康な草花は育ちませんよね。
髪の毛も同じことです。
生やそうとしてるところに強い洗浄成分のシャンプーでカラカラにし、シリコンなどのコーティング剤でベトベトにして、まともな毛が生えてくると思いますか?
最悪、毛穴が詰まってしまうと、生えてこなくなったり、細く縮れた髪の毛が生えてきます。
これで、「薄毛のいっちょあがり〜!」になります。
これは男女関係無く同じです。
最近の女性が
「昔より髪の毛が縮れてボリュームも出なくなった~(ToT)」
と言うのは"年のせい"ではありません。シャンプーのせいです。
ね、
「たかがシャンプー、されどシャンプー」
でしょ?